永山駅を過ぎるまで

長崎国体は行けなくて、土日は東海の練習見学に行こうと思ったのですが、お休み。
ということで、3部の順位決定戦が行われるということで、中央大学多摩校舎に向かいました。


多摩校舎には、小田急線で新百合ヶ丘で降りて、小田急多摩線に乗り換えて、小田急多摩センターからモノレールに乗ります。


小田急永山駅
東海が2部に落ちたあの2部開幕戦は、国士舘大学で行われました。


2007年。2部大学秋リーグ開幕。
開幕戦の応援に向かう車中で、ほんとに偶然。
その号車に、ナナさん、カンさん、エルさんがいた。
びっくりする自分にナナさんが、ほほえみながら会釈してくれた。
そうナナさんのほんわかした笑顔で。
キャプテンで、リベロのナナさんはほんわかした笑顔だった。
けれど、試合であれだけ最後までボールを追ったリベロを自分は知らない。
小田急永山で降りた時の、エルさんの言葉が耳に残っている。
「立派な駅だなあ。初めてだなあ」
4年生の春に2部に落ちた東海のエルさんには、大学生活で初めての2部の体育館。2部の秋でもあった。
4年生の春に大けがをして、スタンドから応援していたセンターエース。


なんというか。
あのころの東海は、日本一は想像もできないぐらい果てなく遠い所にいたわけだけれども、
心の中には深く深く刻まれている。
あのころの東海は、練習ばかりで成人式にも出席できないくらい練習していたと聞く。
それは、やりすぎな気もするけれど、そんな厳しい日々を、
誰も知らない、自分たちだけが知っている努力を4年間、続けて。
それでも、日本一どころか2部で終わってしまった。
残酷な結果だけれど、その愛おしさがあるからこそ、今でも、東海を応援しているんだと思う。


永山駅を通り過ぎるまで、あのころの東海を思い出していました。