神奈川リーグ優勝

pigroboshow2008-06-16

神奈川リーグ優勝。
それは松蔭大学に勝利したということでもあります。
勝利が確定して選手に拍手を送ったあとに、
幕を外しに行きました。
その後。
キャプテンのクミさん達が、走り出しました。
みんな成田先生の元に走って行きました。
遠くて分らなかったけど、待ち遠しかった勝利を報告する彼女達の笑顔が見えてくるような気がしました。
幕を外し終えた頃に選手たちが、戻り始めて、近くに座っていた運動部と思える大きな男子学生たちが拍手。自分も拍手。
1年生で、ブロック賞1位のシキさんと目が合いました。
「ありがとうございました」
「おめでとう。来週が本番だよ」
そう声を掛けました。
東海大学女子バレー部を応援していて、幸せだなあと思うのは、応援しているチームが、成長しているのを感じられることです。まだまだの部分もあるけれど、それすら自分には愛しく思えたりします。それは2部に落ちてしまった時も、僕は同じように思っていました。今は、それが少しずつ結果として現れていることが幸せだなあと思います。
それと。
今回の決勝戦で、ひとつのプレーに心を奪われました。
東海大学セッターのクウさんのプレーです。
下の写真が、そのプレーです。


クウさんが高くジャンプした後にきれいなバックトスから、放たれたボールが小さな弧を描いて、相手コートに跳ねて。
自分の想像を超えるワンプレーに、鳥肌が立ちましたし、感動しました。
トスアタックと言えば、我がアローズのミチさんも名手だと思います。ミチさんのトスアタックでは、2006年の黒鷲旗でのNEC戦のトスアタックが私が思う最高にカッコイイトスアタックだと思います。そして、昨日のクウさんのトスアタックは私が思う最高に美しいトスアタックでした。
ボールに入り込む速さ、タイミング。トスの正確さ、流れる美しさ。
たった一瞬。あの一瞬に、クウさんのプレーを察知できた人は、あの体育館に一人もいなかったと思います。卓越した技術は、独創性に溢れ、心地よく人の既成概念を破ってくれます。