pigroboshow2010-01-11

1月9日、10日は、GSSサンビームズのホームゲームでした。
女子プレミア、チャレンジリーグの中で唯一、ホームタウンが「東京」のチームでもあります。
多くの人が来てほしいなあと思いました。

2日目。
試合開始前に、GSSの受付に行って、応援している選手の名前を見たら、たくさんの名前がありました。大学バレー出身の選手が多いチームですから、大学バレーの頃から応援されている方も多かったと思います。
試合が始まる少し前。
スタンドに行ったら応援席は、グリーンのジャンパーを着た方でいっぱいでした。
どうしようかな?
と迷ったのですが、ふと、脳裏に前回リーグの最終戦のことを思い浮かべました。
大野石油広島との試合。
あの時は、思い切ってアリーナで応援したのですが、今回もアリーナに下りてみようかと思いました。
アリーナに下りたら、最前列に空席がひとつ。
「ここ、空いていますか?」
隣でカメラで写真を撮っていた方に尋ねてみると、
「空いていると思います」
とのことで、スタンドが満席で、アリーナがひとつだけ空いていたのは、これはバレーの神様の計らいだと思いました。
で。
まあ、ここらへんの自分の気持ちは、説明も難しいのですが、GSSの受付に行きました。
受付にいた岡崎選手に一言、声を掛けておきたかったのです。
「上がいっぱいだし、アリーナで応援するね」
「お願いします」
まあ、そんな簡単なやり取りだったのですが、応援席で応援しなくて悪いなあという気持ちと、一緒に応援できなくて残念な気持ちと。いろいろあったのですが、相変わらず言葉で上手く話せない。

アリーナから見たGSS。
試合は、四国の高い壁に対して、何度もGSSはいいところまで追いすがるも跳ね返される展開でした。ラリーが続いて必死にボールをつなげても、四国の王選手、上村選手にぽんと決められてしまいました。それでも、何度も何度も全力で立ち向かっていったGSSの選手には、応援していて本当に心に響くものが多くありました。

GSSというのは不思議なチームでもあると思います。
選手のほとんどが大学バレー出身で、現在は、他のプレミア、チャレンジのチーム経験者はいません。
試合中、ここという場面でのミスもあって、ひとつおいた隣で応援されていた年配のバレーファンの方が
「ここで ミスをしているようでは駄目だ」
厳しい言葉もありました。
が、その方も、第3セットの追い上げには、心を動かされていたようです。

GSSが、この2日間にかけていたもの。
それは、勿論、多くの人への感謝の気持でしょうし、勝利をと願っていたのに違いありません。
結果はわずかに1セットを取っただけ。2日目はストレートでの敗戦。
2連敗でした。

が、しかし。
苦しい場面でもけして諦めずに「笑顔」で立ち向かっていったGSSは、琴線にふれるものがありました。

多くの子供達の声援や、第3セットの頑張りには、たくさんの方が拍手、声援を送っていました。
そのひとつひとつが、沁みるように嬉しかったです。

2日間。選手の皆さん、燃え尽きて灰になってもいい。それぐらいの気持ちがあったのではないかと思います。それぐらい、このホームゲームにかける、皆さんの気持ちは伝わってきました。

試合後。高橋美穂選手を応援されている方とお話を少ししました。
高橋選手は東京女子体育大学が2部にいた頃、キャプテンをされていた選手です。
そして。
帰りに、現在、GSSのキャプテンをしている山下みなみ選手に声を掛けました。
山下みなみ選手は、東海が2部に落ちてしまった時、4年生でした。
怪我で春リーグ出場できなかった山下みなみが、スタンドから懸命に応援していた姿に東海を応援しようと強く思いました。

GSSが、ホームゲームで伝えたかったこと、届けたかった感謝の気持は、少なくとも私には十分届きました。

それと。
ここ数年、プレミア、チャレンジで応援について悩んでいたことがGSSの試合で光が見えたような気持ちになりました。