遠藤りつこ 選手

6月12日に関東6人制バレーボール実業団男女選手権大会 兼 天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会 関東ブロック出場予選会。
の試合を観戦に行きました。
長い大会名ですが、試合はGSSサンビームズと三菱東京UFJ銀行の1試合。
ひょんなことから、当日にGSSにJTの遠藤りつこ選手と、健祥会の岩本理恵選手が移籍したことを知りました。
GSSのHPにて移籍選手が来るというのは知っていましたが、それは他のチャレンジのチームからの移籍と思っていましたので、プレミアのチームからの移籍は本当に驚きました。
思わず知り合いのJTファンの方にメールしようかと思ったのですが、いずれ知ることですし、応援しているチームの選手移籍に関しては複雑な心境もありますし、敢えてメールはしませんでした。
GSSは昨季、チャレンジ全敗のチームですし、遠藤選手を応援されていた方も、心配なのではないかなあと思いました。
ただ まだ合流してそう時間は立っておりませんし、今日の試合には出場しないんじゃないかな?
体育館にも来ているのか、どうかわからないなあと思っていました。
山梨中央銀行体育館に着いて、受付でプログラムが置いてありました。
非売品かと思えば、そうではなく500円にて購入。
開いてみたら、遠藤選手と岩本選手の名前がありました。
体育館に入ったら、スタンドで2番目でした。
試合開始時には、だいたい10人。
閉会式の時には、観客は3人しかいませんでした。
試合時間も渋滞のためか三菱UFJ銀行の到着が遅れて9時半試合開始の予定が11時半に。
GSSも最初、メンバーが少なくて、しばらくしてから遠藤選手、岩本選手、菊池選手(カホ、メグミ)の3人が揃って体育館に。
遠藤選手も岩本選手も第1セットのスタメンではありませんでしたが、出場しました。
特に遠藤選手は、第4セット、第5セットは先発しましたし、他のセットも全て出場しました。
第4、第5セットに、見事なノータッチエースもありました。
まだそんなに時間は経っていないというのに、難度の高いコンビ、多彩なトスワークも見せてくれました。
細かい繋ぎの部分で、さすがにプレミアの選手だなあと思うプレーも随所に見せてくれました。
黒鷲旗の試合で、遠藤選手はいい選手だなあと感じたのですが、その時にはわからなかった部分で、心にぐっときました。
アタッカーがミスをしたり、あるいはコンビが合わなかったり、その時、遠藤選手は自らを手のひらでぽんと叩き、トスが駄目だったね。ごめんねって、アタッカーを包むような感じでした。
周りの一人ひとりをいかに生かそうかというトスアップでしたし、周りの選手を盛り立てようという気持ちがすごくコートから伝わってきました。
それが、観戦していて、とても心地よかったです。
遠藤りつこ選手とは、こういう選手だったのか。
ちょっとした衝撃でした。
最初は少し照れて「リツ」と言えなかったのですが、
「リツ、ナイスサーブ」
と第5セットには自然と声援を送っていました。
色々、自分には伝わるもの、思うことが多かった遠藤選手でした。