２００６年１月２９日。
山形県天童市。
日曜日。
パイオニアと東レ・アローズの試合。
その日，新潟県の佐藤選手のファンの女の子Ｒさんと，岩手県の大山加奈選手のファンの女の子Ｌｅさんが応援に来ることになりました。
Ｌeさんは，ＫＡＮＡＭＡＮＩＡにチャットがあった頃によくお話をしたことがあって，Ｒさんはお友達のヤジルシさんのチャットで，よくお話をしていて。二人ともチャットを通して知り合ったアローズ仲間でした。
新潟のＲさんが まず来て。
Ｌｅさんは電車で岩手県からやってくるのですが，試合開始時間には微妙な時間でした。
僕とＲさんは天童の駅にＬｅさんを迎えに行きました。
電車が到着して，ちょぴりそわそわしながら待っていたらＬｅさんが，スポーツマンらしいさわやかな笑顔で改札を出てきて，僕らは急いでタクシーに乗って，体育館を目指しました。
体育館に行く道はとても混んでいて，僕らはタクシーを降りて体育館に向かって走りました。雪はまだ残っていたけれど，かまうもんかの疾走で。
体育館に入って，応援席に。一人，待っていたＳ君がほっとしたような顔になったのが印象的でした。
試合は，テレビでも放送されたし，多くの人がご存知の大熱戦で。
試合後。
ほとんどがパイオニアのファンで，東レ・アローズのでまちをしている人は本当に少なかったけど。
みんなが笑顔で選手を待っていました。
周りは白い雪がたくさん積もっていて。でも空はとても青く温かなお日様の光が，たくさん降り注いでいました。
ＲさんもＬｅさんも とても嬉しそうで。
選手が白い道を歩いてきました。
笑顔で。
某選手のお父さんが楽しそうに雪玉を作って，選手に投げました。
笑顔で。
人がとても少なかったけれど，みんなが笑顔で。笑顔が溢れていました。
Ｌｅさんが憧れの大山加奈選手と握手をして，本当にうれしそうで。
選手がバスに乗り込んで。
そのバスをいつまでも見送っていたいような
幸せな空気があたりを包んでいたよう思います。
ＲさんもＬｅさんも電車の時間があるから，第２試合は見ることが出来なくて。
僕らも一緒に天童駅まで戻りました。
二人とも，とても遠いところから
たった一人で。
長い時間を掛けて。
東レ・アローズの応援の為に。
友達の為に。
天童市にやってきて。
わずかな時間だったかもしれないけれど，
とても大切な時間だったと思います。
「君と出会えて 本当に良かった」
また 体育館でいつか 会いましょう。
後日談になりますが，
僕と実際に会った人は，ちょっと思っていたより僕が年上のためか，
言葉遣いがちょびっと微妙に変わったりするのですが，
Ｌｅさんは，今でも僕を「ピグ」と変わらずに呼んでくれて。
それが とても嬉しいです♪
