風が吹いても

pigroboshow2006-03-24

10月の山形での茂原アルカスとの試合は,素晴らしかったなあと思います。
序盤にリードしながら茂原アルカスが粘り,逆転で第1セットを奪われて。
東レ・アローズが嫌な流れを断ち切って,2セットを連取。そこからの東レ・アローズはサーブミスもスパイクミスも極端に少なくて,コートの中の選手が集中しているのが伝わってきました。
そして,第4セット。
苦しい苦しい試合展開だったと思います。なかなか決めきることが出来なくて,続くラリー。じわじわと追い上げられて。
苦しい苦しい試合展開で,嫌な流れを感じていた時。
今でも,あの25点目。第4セット,芝田選手が決めてくれた25点目のスパイクを思い出すとジーンとしてしまいます。あのスパイクが茂原アルカスのブロックを破り,コートに炸裂した時の感激。あの時,あの場面で。「決める」ことが出来たのは芝田選手だけじゃないかって,バレーボールの神様が,たった一人,あの瞬間に東レ・アローズの中から選んだのは,芝田選手だった。そんな風に神々しさを感じるほどのスパイクでした。
あのとどろきアリーナでの神がかり的なブロック。
芝田選手が出場する時は,シビレルような場面ばかりだけだけど,
風が吹いても なんでもないよ だいじょうぶだよ
ピンチの時に,芝田選手の背中の背番号4がそう語りかけてるように思いました。