体育館に いっぱいの 愛

pigroboshow2007-04-16

2007年4月15日。
午前9時ちょっと過ぎに,猫田記念体育館に着きました。
この日の試合開始時間は,11時。本当は10時頃にバレー友達と体育館に行く予定だったのですが,自分は時間を勘違いしてしまって,早く体育館に来ました。
体育館では,四国Eighty8が 練習をしていました。
メグさん,選手の元気な声が体育館内にこだましていて,
「メグさん!」
プレーの最中に,チームメイトがメグさんを呼ぶ声が,すごく耳に心地よかったです。
猫田記念体育館は,そんなに大きくはないけれど,小さいながらもとてもきれいで。
猫田選手の偉大な功績を讃えるパネルなどが飾られてありました。
なかでも,猫田選手がオリンピックの選手村で奥様宛に書かれた手紙は,たくさんの方が感動されていました。
試合が始まる前に,四国Eighty8の応援リーダーをされている方から,
今日の試合で1セット取れば,昇格が決まる旨の説明がありました。
それから,四国のテレビ局,新聞社などの方の取材などがありました。
試合が始まり,序盤にリードされるものの,四国Eighty8は,メグさんが切れのあるスパイクを連発。浦辺選手が神がかったサーブ連発。逆転して,勢いのまま1セットを奪取しました。
その時〜
スタンドに駆けつけていた,Eighty8を支えてきたご婦人方が涙。
4〜5人だったか,肩を寄せ合って涙しているのを見て,あちこちで涙をもらってしまう方が。
自分は,まだ試合中だから>< と,なんとか我慢しました。
Eighty8の この2日間は,全員がヒロインでした。
セッターの内藤選手のトスは応援している僕らが振られてしまう感じで(笑)
リベロの仁里選手は,実に安定していて。
浦辺選手は高い打点から気持ちいいスパイクを連発。
平山選手は力強く,井田選手は華麗なセンターで,2人ともタイプは違うけれど,それがとても面白いバレーを見せてくれました。
笠松選手は,後で知ったのですが,大会前に脱臼していて。そんな状態でありながら,コースを狙い。時に力強いスパイクで相手ブロックを弾いていました。
メグさんは,中央からの時間差も完璧だったし,何度もファインレシーブを見せてくれました。
第3セット。
セッターの内藤選手は,マッチポイントの場面で,まずメグさんにオープントスを。
それはブロックされてしまいました。
栗山米菓に連続得点が続いた後も,内藤選手の気持ち。チームの気持ち。応援しているみんなの気持ちは,あの人にボールを。そう思っていたように思います。
何度でも。何度でも。
メグさんが最後に中央から流星のように切り込んで行って,スパイク一閃。
その瞬間に試合が終了しました。
観客席にいた私達は,挨拶に来る選手に渡されていた紙テープを投げて。
涙する選手がたくさんいました。
試合後に
米田監督の胴上げ。
スタンドから「米田コール」
続いて,メグさんの胴上げ。「メグ コール」

井田選手が,メグさんのところに来てお話をされていて,みんながメグさんのところにかわるがわる来ていました。
テレビのインタビューがあって,それに長い時間メグさんが答えていて。
それが終わって,コートでメグさんがストレッチを始めて。
マリさん(平山選手)が,その横にちょこんと座って。
その時が,私は一番,涙腺がやばかったです。
マリさんは,しばらく何も言えないように見えました。
そして,メグさんが,マリさんの目の下に指を当てて,涙を拭いてあげていて。
マリさんは言葉に出来たのかな。出来なかったとしても,気持ちは伝わったと思います。
スタンドにいても伝わりましたから><
コートで片づけが始まっていて。
その中をメグさんがひとり,黙々とストレッチをしていました。
四国Eighty8の選手も,米田監督もスタンドのみんなも,みんな 色んなお話をしながらも
メグさんを待っていたように思います。
去りたくなかった。たぶん メグさんも。
ストレッチが終わって,コートからメグさんが出て,米田監督が
「みなさん 降りてきてください」
と スタンドに声をかけてくださいました。
ファンと 選手と みんなで集合写真を撮ろうということでした。
私達は遠慮して,スタンドからその様子を眺めていたけれど
ああ。本当に地域密着型って素晴らしいなあと思いました。
うらやましい気持ちにもなりました。
試合後に,メグさんとバレー仲間で記念撮影をしました。
その時も四国Eighty8のスタッフの方が,進んで撮影をしてくださいました。
メグさんは,やっぱり笑顔でした。
バスを見送る際,メグさんは何度も「ありがとう」と声をかけてくださっていました。
四国Eighty8 おめでとう。
それと,メグさん
どんな道を行かれるか
未来は,メグさんが決めてくれれば
そう思います。
4月15日の 猫田記念体育館には たくさんの愛がいっぱいありました。