朝、目が覚めて、何時だろう？
と思って、時計を見たら 午前５時でした。
いくら なんでも まだ早い。
そう思って、寝ようと思ったのですが、意味もなくテレビのリモコンのスイッチを押したらＮＨＫのニュース番組。
スポーツコーナーでした。
「車椅子のサッカー指導者」
についての特集でした。
車椅子のサッカー指導者？見てみよう。そう思った次の瞬間、テレビから
「羽中田昌」
の名前が流れました。
昔、昔の話です。
静岡県の高校サッカーの清水東高校が選手権で優勝しました。
久しぶりの優勝で静岡県のサッカーファンにとっても、待ち望んでいた優勝でした。その決勝戦。対戦チーム、韮崎高校に羽中田選手がいました。
テレビで見ていたのですが、
実力は全国でもトップクラスでしたが、当時、病気をされていて長い時間ピッチに出ることが出来なくて、その決勝戦も後半からの出場でした。
羽中田選手が出場した瞬間から流れが一変して、ドリブルで切れ込んでいって,シュートを放ち。めっちゃ いい選手だなと思って。また、その名前が変わっているので記憶の中に残っていました。
どうしているかな？時々思い出す名選手のひとりでした。その羽中田選手が高校卒業後に交通事故で半身不随の生活をされていたとは全く知りませんでした。
サッカー解説者でもあり、きっと サッカーファンにとってはおなじみの方だと思います。自分には、久しぶりに聞く名前と,記憶がよみがえり感慨深いものがありました。
素晴らしいなと思ったのは。
Ｊリーグが設立され、かつての仲間が華やかな舞台で活躍されるのに触発され、仕事を辞めて指導者としての道を志したということでした。Ｊリーグがたくさんの人に夢を与えてくれたんだなあと素直に思うのと、色んな思いや葛藤もあったと思うけれど、また夢を追い続けようと考えた羽中田さんの「心」に感動しました。
羽中田さんは、日本サッカー協会の取得の困難なＳ級ライセンスを取得。指導者として、夢を目指しています。
羽中田さんが、招かれた小学校で語った言葉が
「失敗を恐れて 夢を 諦めることが １番の失敗だ」
朝から 元気と勇気をもらいました。
