サマーリーグ〜三洋電機大阪戦

pigroboshow2007-07-11

松下電器体育館のある枚方市は、大阪の京都寄りにあって、自分達は京都から枚方に向いました。
松下電器体育館は、ちょっと 変わった体育館であると聞いていて、どんなかなあ?
と思っていましたが、客席はかなり少なめだったけれど、思ったより立派な体育館でした。
空調もほどよく効いていて、よかったなと思いました。
びっくりしたのは平日の金曜日でしたが、たくさんの人が来られていたこと。
JT。そして、三洋電機大阪の地元ではあるといえ、素直に感心しました。
東レアローズの第1戦は、その三洋電機大阪との対戦でした。
三洋電機大阪は、特にこの1日目が素晴らしかったように思います。アローズとフルセット。そして、JTには勝利しました。その大きな要因は、ディフェンス力にあったと思います。リベロの林選手を中心に実に堅い守りでした。4番の畑中選手の切れのあるスパイク。そして、私が大好きな東海大学出身のセンターの林選手も新人選手ながらうまいなあって思わせてくれる活躍でした。
第1戦の東レアローズでは、ミヤさん、アリサさんは文句のつけようがない大活躍でした。
やっぱりVのシーズンを戦った経験は二人を大きくレベルアップさせてくれていたように思います。この試合は、レンさんが先発で出場されていて、ゲームの組み立てが、とても独創的で面白いなあと感じました。ただ、少し緊張されていたのか、気合が空回りしたのか、ちょっとコンビが合わないかなあって思う場面が続いて、未希さんにスイッチ。未希さんが入って、コートが少し落ち着いた感じがしたのは、未希さんもやはりVでの経験が よい意味でプラスになっているんだなあと感慨深かったです。
マリオの2人も、実に堂々と。リオさんは打ちまくりでしたし、マリさんも自己主張をしっかりとされていたように思います。みんな 悪くはなかったように思います。
その中でも、リィさんがやっぱり素晴らしく。どれだけ拾いまくったことか。
メイさんは、もう至極当然の活躍でした。
それでも 競っていたのはとにかくこの日の三洋電機大阪は、ミスが極めて少ないバレーボールをしっかりしていました。
そんな中、たった一人の選手が流れをぐんと変えました。
ダンさんがコートに呼ばれたとき。
近くで応援していた三洋電機を応援していた方から
「出てきちゃった」
そんな言葉かポツリ。
ダンさんは、笑顔でコートにはいるなり、いきなりの1枚ブロック。
それが 発端でした。
この第4セットの公式帳票がすごく気になります。
とにかくダンさんが一人入ったとたんにアローズのブロックがめっちゃ 機能しだして、いったい何本ブロックが出たか。数え切れないほど、バンバン止めていました。
それと、ダンさんがブロックの上からコートに叩きつけるスパイクを放ったかと思ったら、ミヤさん、アリサさんも、やたらと「高さ」を感じさせる、強調するかのようなスパイクを連発。
一瞬の光のように、風のように過ぎ去ったすさまじい第4セットでした。
フルセットで勝利した時も、やっぱりダンさんが1枚で止めて。
この試合のダンさんは、自分自身だけでなく、チーム全体をひっぱりあげてくれた。
ダンさんの素晴らしさを改めて実感できた三洋電機大阪戦でした。