大団円

第4セット。
コートの中の選手達が大きく肩で息をしているのがわかりました。
スパイクを打った後に倒れるシーンが多くありました。
点差が開き、ラリーの中でサトコさんが。恐らく、疲労からか、きちんと打てなかったスパイクが相手コートにぽんと落ちて、倒れて苦笑いしながら立ち上がり。
サーブを打ちにむかい、大きく肩を上下させながら、相手コートを闘志溢れる表情でサーブの構えに入った時に胸が締めつけられるような思いがしました。
勝敗ではない。ただ、蓮沼聡子を応援したい。力になりたいと思いました。ユッコ、サマア、ミチ、トモ、マユ、エル。
試合が終わる瞬間まで、応援したいと思いました。
試合は敗れてしまったけれど、最後の最後にGSSは、しっかり心に届くバレーボールをしてくれました。
敗れた試合なのに。最後にサトコさんとシイナさんとGSSを見て、大団円という言葉を思い浮かべました。
私自身、心がすとんと揺れて落ちた、大野戦でした。