ありがとう

pigroboshow2009-10-05


10月3日の関東大学バレーボール秋季リーグ戦1部女子。
第1試合の早稲田−東京女子体育大学もフルセットの大熱戦でしたが、
この日は、他の試合を速報することは出来なくなっていました。
試合後に余韻に浸りたかったのですが、その余韻は翌日まで続きました。
☆☆
対戦チームの青学というバレーボールチームの底力というか、スゴさも感じた試合でした。
第1セットの青学は、リードされながらもミスが極めて少ないバレーボールを展開し、逆転。
ある人が、この時の青学を「完璧に近い」という表現をされていましたが、あの我慢強く集中したバレーは「強い」と思いました。
第2、3セットを東海が取って、第4セット。
このセットの東海も強かった。東海が勝つセットだと思いました。
それでも、徐々に調子を上げてきた江森選手と粘り強い全員バレーで我慢をした青学が取り返してタイに。
☆☆☆
第5セットは、走る青学になかなか追いつけない東海。
序盤のリードだけでなく、その後も青学に隙は全くなかったと思います。
ただ東海もリードされつつも、我慢を重ねました。
最終セットの4点差は苦しい差ではあったけれど、その差を縮めれなくても広げない。諦めなかった。
それが最後に生きた。
☆☆☆☆
青学との試合。
第1セットを落とした東海は、レフトの吉村選手(サキ)と河野選手(キエ)
を交代しました。
キエさんがすごかった。高い打点のスパイクは、打てば決まる。
この試合、キエさんの活躍がなければ、もっと違った展開になっていただろうと思える大活躍でした。
そして、第5セット。
3−8とリードされたところで、藤井監督は再びキエさんとサキさんを交代しました。
サキさんがコートに戻ってきて、相手ブロックを打ち抜くスパイクもすごかったけれど、
「心のこもった」丁寧なレシーブからチームを盛り上げてくれたように思います。
で。試合後。
キエさんと、サキさんの2人の涙を見て、いろんな思いに、いや、ひとつの思いかもしれないけれど、心ん中は、いっぱいになりました。
誰に、東海と青学に、バレーボールに?分らんけれど、
「ありがとう」と伝えたい気持ちになりました。
10月3日の青山学院大学記念館体育館。
渋谷駅からちょっと上ったとこにある体育館のBコート第1試合を見れて幸せだったよ。
その体育館で、すげえ試合、素晴らしい試合が行なわれました。
そう声高に言ったとしても、伝わらないかもしれないけれど。
幸せだったよ。
ありがとう。
☆☆☆☆☆
青学との試合の時に、肩をぽんぽんと叩かれました。
振り返ると、羊青年が。
試合後に、キエさんを
「やっぱり ガンダム
高校時代のキエさんをガンダムみたいと表現した羊青年。
サキさんの高校時代も見ていて、スゴイと自分に教えてくれたのも羊青年でした。
君も、やっぱりスゴイよ。なんでも鑑定団の鑑定士になれるよ。
最近は、忙しいらしくなかなか会場でお会いできませんが、またよろしく。
今度は、私がお勧めの東海の1年生をプッシュしたいと思います。
☆☆☆☆☆☆
翌日の日曜日に起きた時に、疲れがどんと首の辺りに溜まっているのを感じました。
応援しているだけの自分が、こんなんだもん。
鍛えているとはいえ、選手や部員さん達の疲労はすごいんじゃないかなと想いました。
自分の心配をよそに、日体大との試合は2セット先取。
できればストレートで。
そう思いましたが、日体大の粘りと、東海もやはり前日の影響が少なからずあったと思うのです。フルセットにもつれこみました。
このセットは、前日の青学との試合に比べたら劇的な展開ではなかったけれど、このセットを応援していて、もうちょっとで泣けそうなぐらい目頭が熱くなりました。
連日のフルセット。苦しいセットだったと思うのですが、みんなが必死にこのセットを戦っているのをスタンドから見ていて、ありきたりな言葉かもしれないけれど、「感動」しました。
試合後、日体大の選手、応援されていた方の近くを通った時に、悔しさよりも明るさがあって、めいっぱいやったという充実感があった試合だったんだなあと思いました。
☆☆☆☆☆☆☆
前日の試合の影響は、対戦チームの青学にもあったのではないかと、思います。
筑波大学にストレート負けでしたが、
第1セット、23点。第2セット、21点。第3セット、18点。
セットを追うごとに得点に開きが出たのも、その表れではないかと。
☆☆☆☆☆☆☆☆
そして、今週末は筑波との全勝対決。
筑波大学は、春リーグ準優勝。
東日本インカレは、キャプテンでエースの皆本選手とセッターの渡邊選手、そして監督もユニバ代表としていなかったこともあって、ベスト4に残れず。
東西インカレの出場権も得ることができませんでした。
その悔しさはハンパではないと思います。
話、全然、変わりますが。
2007年の黒鷲旗女子決勝。
JT−久光。
「JTに勝たせてあげたいわあ」
年配の女性の方が、そんなことをおっしゃっていました。
久光は前年度優勝。プレミアのファイナルも、JTを破って優勝していて、JTに勝たせてあげたいなあと思うファンも多かったのではないかと思うのですが、この試合は久光が2セット連取された後に3セット連取して勝利。
その時のベテラン2人のコメントと涙がすごく印象に残りました。
狩野(美)選手
「前半は、ミスを連発していて『負けたら死にたい』くらいに思っていました」
それと、先野選手の涙。
ベテランの域に達していると思う先野選手の涙を流すぐらいに勝ちたいと思う気持ちが素晴らしいと感じました。
どのチームも「勝ちたい」という気持ちは、同じ。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
東海大学女子バレー部。
ここまでの全て。みんないいこと。
全部、強くなるためのステップ。
勝利の為にできる全てのことをして、もち、体力を回復させること、ベストの状態を保つことも含めて。
今週末、最高のパフォーマンスを発揮してくださいね。