最後の1点

pigroboshow2009-11-02

松蔭大学3−2日本女子体育大学
23-25
25-19
25-22
19-25
18-16
第1セット序盤、松蔭がリードしなからも日女が逆転。
第2セットは、逆に日女リードからの松蔭が逆転。
第3セットは松蔭が序盤から走って逃げ切り。
第4セットも松蔭が走って、そのままかと思えば、日女が逆転。
特に、この第4セットは先週の国士舘大学との最終戦の勢いがそのまま甦ったかのように感じました。
第5セット、序盤からの日女の2点差リードが松蔭に大きかったように思いました。
10点以降の攻防は、どちらが勝ってもおかしくない攻防ではありながら、日女を応援する大声援の後押しはすごかったと思います。
松蔭がリードした13−12の時だったでしょうか。(私の勘違いかもしれません)が、ラリー中に日女の長岡選手にアクシデント。足を怪我してしまいコートにうずくまってしまいました。
試合が中断されました。
日女にとっても痛かったのですが、松蔭にとっても、このラリーは大チャンスでしたのでこれが勝負の綾にならなければいいなと思いました。
再プレーで日女の得点。続き連続得点でマッチポイント。
日女のベンチを見れば、治療中の長岡選手が必死に手を合わせて祈っていました。
このマッチポイントは松蔭が凌ぎます。その後、3回のマッチポイントを凌ぎます。
キャプテンの大野選手が、渾身という表現がぴったりのスパイク。
チームが一丸となって集中して、ボールをつなげました。
入れ替え戦のマッチポイント、その1点。
凌ぎリードした最後は松蔭のブロックで試合が決まりました。

この試合。
日女の遠藤選手、途中出場の日沼選手の大和南出身の選手のプレーが印象的でした。
特に日沼選手が第4セット途中出場からムードが一変しましたし、この交代が勝利のポイントになるかもと思うほどの活躍でした。
11番の山口選手も良かったです。ジャンサが決まらず序盤、苦しんだのですが、終盤にそのジャンサも決まるようになりました。

松蔭の高橋選手は安定していて、小林選手との時間差は、全て決まっていたように思いました。
松蔭では小川選手がすごく良かったように思いました。ジャンサが強力でしたし、プレッシャーの掛かる特別な試合で1年生の小川選手が元気に頑張ることで、自然とチームもいいムードにになっていったように思います。
チームを後ろから支えるという意味では、リベロの4年生の和泉選手も良かった。

バレーボールは最後は、必ず2点差以上の差がつかなければゲームは永遠に終わりません。
最後の1点。
声援であったり、想いであったり、ほんのちょっとの差は、どうして生れるのか。

今季、インフルエンザの影響があったりで2部に観戦に訪れた時、松蔭の梅川選手を見ました。
入れ替え戦のデータ収集のためだと思います。
今季の2部は、最後の最後まで2位が大混戦であったため、対戦チームも確定しなかったので大変だったと思いますが、梅川選手の姿を大東大の体育館でも、国士舘の体育館でも見ました。
日女との試合では、サーブひとつとっても狙いが明確であったり、日女のスパイクコースによく松蔭の選手がいたり、すごく対策を練ってきたように感じました。

帰り際に梅川選手がいたので、あなたのサポートが勝利に大きく貢献しましたね。おめでとうございます。
そんな風なことを伝えようかとも思いましたが、嬉しさを噛みしめている様子を見て、心の中でおめでとうと祝福し、第2試合を待つことにしました。