セミファイナル2日目は、前日に勝利したチームと、敗れたチームの対戦。
ひょっとしたら、この日でファイナル進出チームと、ファイナルへの道が閉ざされるチームが出てくる可能性もありました。
東レ-久光戦は、越えなければならない大きな山と思われました。
結果。
3-1で東レの勝利。
この試合は、どちらが勝利してもおかしくない厳しい試合でした。
数年前にリーグ、セミファイナルと接戦を繰り広げていたNECとの試合を思い浮かべました。
厳しい試合だったからこそ、光った途中出場の二見選手と小平選手。
特に小平選手のサーブは素晴らしかった。
接戦のゲーム終盤でのピンチサーバーで、きっちり結果を残す……というか、勝利をぐっと引き寄せた。
あまりにナイスサーブ連発だったので、第4セットに登場した時は、そろそろ失敗するかも……などと、ちらりと思ったのですが、
ここでも、ナイスサーブ。小平選手の勝負強さに感動。
第1試合の結果。
もしも、岡山がデンソーに勝利すれば、東レのファイナル進出が決定。
前日のデンソー−久光を思うと、その可能性も高いと思いました。
が、デンソーのストレート勝利。
たった1日で、チームがまったく違いました。
わずか1日でチームを立て直してきたデンソーは立派だと思いました。
岡山は、セミファイナル進出で目に見えないプレッシャーがあったのかもしれないなあとも思いました。
今季はセッターの宮下選手が、いいプレーをするなあと感心していたのですが、
セミファイナルでは、ミスも目立っていて、そのせいかもしれませんね。
第3セット最後は23-24からの宮下選手のツーアタックがネットにかかって終わったのですが、象徴的な終わり方だったかなとも思いました。
この結果。
2勝の東レアローズ、1勝1敗の久光、デンソー、2敗の岡山、全てにファイナル進出の可能性が残りました。
セミファイナルの厳しさを感じたのは、
2勝しているアローズでしたが、もしもデンソーとの試合で1-3で敗れてしまうと、デンソーにセット率で及ばず。
さらに、久光と岡山のチーム状況を考えると、久光勝利の可能性が高いように思われました。
デンソーに2-3で敗れてもファイナル進出決定ですが、そんな器用なこと考えられませんよね。
アローズはデンソーに勝利すること。
そう思いました。
