そして、それは、きっと、

昨年、初めて全日本インカレでマーメイズを応援できませんでした。

残念ではありましたが、、実は満たされてはいました。
2017マーメイズが始まる前に思ってたんです。
ふたつのこと。
厳しい1年になるだろうなあ。
2016年のチームは、アコさんいて、シュウさんいて、ルリさんいて、トワさんいて、イチさんいて。ドリームチームでした。
5人もスタメン選手が抜ければ。
そりゃ厳しいだろうなって。

もうひとつは。
彼女たちは、このまま卒業してもいいのだろうかと。
前述したように、前年度がスゴイ選手が集まってきて、2017年の4年生は、4年間で何か残せたのだろうかと。何も残せないまま、最後の1年になってしまわないかと。
彼女たち自身も、口差がない周りから、
一番、揃ってない世代と言われていたと聞きました。
春リーグは、厳しい結果でした。
しかし、東日本インカレ3位。
秋リーグにおいては、2014年以来の久々の優勝。
素晴らしかった。
その時点で、僕は十分、満たされていたように思いました。


2018マーメイズ。
一ファンとして。
本当のこと言えば、春リーグ優勝で、もう満足はしてました。
あつみさんと、よく話してたんです。
1年で、4つのタイトルのうち、ひとつでも、取ることが、できたら、もう、嬉しいよねって。
春秋優勝。
昨年の秋からの3連覇。
もう嬉しい。満足。

一ファンとして。そう。

あのね。
後悔してるんです。
今年の幕のことなんです。
今年のスローガン。
「UNITE」
だけどね。ほんとは違うんだよね。
副題がついていたんだよね。
「UNITE-4冠への挑戦」
これが、本当。
悩んだんです。
もうほんとに、ほんとに、自分の罪だと思います。
幕作成の時、ふと。
もしも。4冠への道が、閉ざされたら、
その時、この幕は、彼女たちに、モチベーションを下げるだけのものに、なりはしないかと。
悩みに悩んで。
「UNITE」だけにしました。
僕はね。
悩んでる時点で、ダメだった。
僕は、彼女たちをただ、ただ愚直に、ありのままを素直に信じてあげれば良かったんです。
4冠への挑戦。
その副題を、ありのまま。
幕にすれば良かったんです。
彼女たちには、それを達成できる力があったのですから。
僕は、それをありのまま、応援すれば良かったんです。
謝ってすむことではないけれど、
ほんとうに、ごめんなさい。

今年のチームは。
層が厚い。
それは、もう。たとえば、マーメイズで3チーム作っても、リーグで十分やっていける力があると思っています。
それは、すぐに分かったけれど。
この1年。
2018マーメイズを見てて、分かったのは。
マーメイズは、元々、諦めないチーム。
バレー馬鹿ばかりだけど。
ここまで。ここまで。
コートの中の全員がボールを繋げたチームは、今までのマーメイズにも、なかったと断言できます。

守りの要のハルさん。
サイドのニナさんや、カナさんはもちろん、ソラさん、ミドルのコウさん、タエさん、いつも笑ってるフクさん笑、スイさん、チヨさん、サラさん、、、みんな。
あれだけ。ボールを追った。
繋げたマーメイズはなかったです。
だから、毎試合、心に残るものがあったし、
動かされるものがありました。

だから、今、途轍もない喪失感に襲われています。
もう、見れないんだ。
さよなら なんだ。


今は、その喪失感と。
2019マーメイズに、2018マーメイズが残してくれた、大切なものが、必ず受け継がれていることを、、、

ニナさんが、何度も何度も言葉に残した、おそらく今の4年生の共通の想い。

一人一人のよさを
引き出しあい 
大きな力を生み出すチーム



それは、実現したよ。
そして、それは、きっと、