Maybe Tomorrow

pigroboshow2006-03-23

名前でも,顔でもなく,その人があげたきれいなトスが,その人との出会いでした。
さくらの季節の京都府立体育館で。
高い天井に向かってあがったきれいなトスを見て,ああ きれいだなあって思いました。
何故でしょう。
試合でもなんでもなく。ただ きれいな弧を描いてコートの上に上がったトスを見ただけなのに。とても嬉しく。心が躍りました。
その人は,新人選手でした。多くの優秀なアスリートがそうであるように,その人のユニフォームの15番は,コートの上で全く軸がぶれずに,鍛えられているんだなあって,感心して見ていました。
2年の月日が過ぎようとしています。
その人は,第12回Vリーグで,滋賀県立体育館で奇跡のようなトスアップを見せてくれました。そして,数々のチームを救ってくれたファインレシーブ。
バレーボールではないけれど,WBCが僕らにくれた感動の根源には,優秀な「個」の集まりでありながら,「個」では,野球はできない。チームスポーツであるということ。フォア・ザ・チームの精神が,野球少年のピュアな気持ちが伝わってきたように思いました。
その人が,ボールに向かって飛び着く時。その時,きっと チームの為に。自分が拾えば,誰かがつなげてくれる。加奈さんが,ダンさんが,エレナが,決めてくれる。
そんなピュアな心が。きっと。
そして,いつでも その場所にいるということ。それは,ブロックにかけられても,「私がフォローする」「東レのコートは私が守る」
強い心があるからだと思います。
バレーボール選手なら,みんなが持っているその強い心を。
ミチさんは,何度もコートではっきりと示してくれたように思います。
これからも たくさん 色んなことはあると思いますが。
aybe Tomorrow
明日は,きっと。
中道選手,ファイト!