応援することは生きること

pigroboshow2006-12-22

姪と甥と 近所でサッカーをしました。
甥は小学校のサッカークラブに入っていて,小さいながらも なかなか上手くてちょっと驚きました。無心にボールを追っていて,本当に楽しく。たぶん筋肉痛でひどいことになると思いますが,楽しかったです。子供の頃,あまり機会はなかったけれど,父親とキャッチボールをしたことを思い出しました。実父の投げるボールは速くて強くて重かったけれど,僕の取りやすい位置にいつも投げてくれていました。

自分の実父は,大山加奈,未希選手のお父さんと同じくトラック運転手をかつてしていました。
子供の頃に父の運転するトラックで弟と海に出かけたことを覚えています。トラックの座席の後ろに仮眠できるベッドがあって,自分と弟はそこで寝たりしていたのを覚えています。ドライブインで僕は焼肉定食を,弟は卵焼き定食を食べて,ドライブインの近くで売っていたイカ焼きを,僕が食べたいと言ったらわざわざ買ってきてくれて。ドライブインの女の人が,おかしそうに笑っていたのを覚えています。
父親は,その後 交通事故で大きな後遺症が残ってしまいました。事故後,1年以上経って発症した時にもトラックを運転していたのですが,その時は意識を失って崖に落ちたトラックから奇跡的に投げ出されて助かったという話を聞きました。
それで,車の運転をすることは出来なくなりました。
後遺症も非常にやっかいなもので,治療も出来ないし,それにいつ発症するかわからず,子供の頃,発症するたびにいたたまれずに逃げていました。
病気と生きていくしかなかった父親ですが,いろいろ困ったこともしていて,立派な父親とは言えないかも知れないけれど,それでも,子供は大切にしていたと思います。
妹が生まれた時。妹を抱いて散歩している時に発症して,倒れたのですが。
父親はアスファルトの道路に顔面をぶつけて血だらけになっていたけど,妹はしっかり腕に抱いていて無傷でした。

いろいろ事情があって,父親とは別れ。長い年月を会うこともありませんでした。
加古川のJTとのイベントから帰ってきたら,警察署から電話がありました。
実父が死亡したという報せでした。
それから いろいろ あったのですが。
いろいろなことをクリアして,でも心の中は整理されてはいなかったけれど,黒鷲旗東レアローズの応援に行きました。
未希ちゃんにとっても,大変な大会になると思いましたし,東レアローズが好きだったから。

辛いこと 悲しいこと しんどいこと いっぱいあるけれど,そういうことをひっくるめて,すべて心の中に抱いたまま,それでも体育館にはまっさらな気持ちで応援に行きたいなと思います。
今,僕にとっては応援することは生きること と思っています。
第13回Vリーグ東レアローズを応援しています♪