昨日の試合ですが、ちょっと、頭の中に描いてみてください。
ミチがサーブ。
前衛にベティ、エリカ、タクト。
後衛がサオリ、リィ。
ミチのサーブは、変化の鋭いジャンピングフローターで、狙い撃ちします。
さらに、パイオニアの攻撃に対しては、＜強いブロック＞
こぼれたとしても、天才的なレシーブ力の２人がボールを拾います。
いざ、攻撃に転じれば。
ミチには無限の選択肢が含まれているように思います。
そして、パイオニア。日本を代表する栗原選手のサーブには。
サオリ、リィ、タクトの３人がしっかり対応。
昨日の試合のメンバーを見れば、「東レアローズ、強い」という印象が残りました。
それでも、第１セットを奪ったパイオニアも また底力があるなあと思いました。
ベティ選手ですが、攻撃力はよいけれど、守備はあまり良くないというお話を聞いていましたが、守備面でも頑張っていて、相手フェイントに飛び込んだり、スパイクレシーブを何度も受け返したり、それも、セッターにきちんと返ったり。
難しいボールの処理もこなしていましたし、思っていた以上に素晴らしい選手でした。
スパイクに関しても、高い打点は惚れ惚れしますし、それだけでなく、相手ブロックに当ててアウトを狙ったりもしていました。
圧巻だったのは第４セットのジャンサです。
エンドラインぎりぎりを狙ったかと思えば、左サイド、右サイド、中央に落とす。などと、かなり散らしていました。
個人的な感想ですが、
ベティ選手のプレーは、「世界」のトップレベルのバレーボールを見ることが出来る楽しみがあるように思いました。
大注目の選手です。
ベティ選手は、その内包するポテンシャルの素晴らしさをコートで、発揮してくれました。
そこで。
今。これからのダンさんを、自分はとても注目しています。
サマーリーグで、劣勢の状況でチームを救い勝利を導いてくれた人。
国体準決勝、大激戦のシーガルズ戦で最後にブロックで勝利を呼び込んでくれた人。
決勝、久光戦で終盤を決めてくれた。ダンさん。ダンさん。ダンさん。
プレミアが始まってからも、ダンさんがチームを救ってくれたブロック。決めてくれたスパイクがたくさんあります。
ですが。ベティ選手のあの素晴らしい活躍から、ダンさんの出場する機会は減るのではないかと思われます。
だけど。厳しいプレミアリーグで、そう簡単に勝利を積み重ねることは出来ないと思います。その時に、チームを支えてくれる人。
どんなに点差が離れても、けして諦めず。いつも丁寧に、周りを包み込みつつチームを建て直せる人。
今のこの時のダンさんの佇まい。矜持を。自分はしっかり見ていきたいと思います。
チームが快調に走り続ける時、ダンさんは笑顔でいると思います。
立ち止まってしまって苦しい時、その時も、ダンさんは笑顔でコートに立っていると思います。
つらい時、苦しい時に「人」が出ます。
これからのダンさんに大注目です。
