優勝

pigroboshow2008-10-14

関東大学バレーボール連盟会長、市川伊三夫氏の言葉より
「優勝しました東海大学のチームに特別のエールを贈りたいと思います。10位から、春の10位から秋の1位まで。これは、我が関東大学リーグにおいても記録的な数字だと思います。この夏、どんなにご苦労されたか。どんなにか苦しんだ中をお互いに励ましあって、この栄冠を勝ち取ったか。あなた方の努力に対して、私は深甚な敬意を表します。」
「スポーツは、なぜやるのか?スポーツにどういう意味があるのか〜(中略)その中で、ひとつだけお伝えしたいことは、スポーツは友を作るということです。」

東海大学は、春リーグは2部でした。
そのリーグでは国士館と2度対戦し、2度とも破れてしまい準優勝での1部復帰でした。
その国士舘は、今回の秋リーグでは残念ながら9位という結果になり、2部に降格となってしまいました。
ですが、けして、国士舘大学が努力を怠ったかというわけではないと思います。
1部リーグは、黒鷲旗でもご存知の方も多いと思いますが、高いレベルでのバレーボールを展開しています。
その中で、連戦をし、勝ち抜くことは大変厳しいと思います。
東海大学が、この夏をどれだけの努力をしてきたか。
どれだけ、ひとりひとりがチームの為に、ベストを尽くしてきたか。
秋リーグを観戦されていた他の大学チームのファンの方々は
「東海、やるじゃないか」
最初は、そういう感想が多かったです。
ですが、試合を重ねるごとに
「東海は強い」
いつしか、敬意を含めた言葉に変わって行ったように思います。
それでも「優勝」という言葉は、最後の最後まで。最終試合の嘉悦大学筑波大学の試合が行なわれる前まで。多くのバレーファンの頭の中には無かったと思います。
秋リーグ10位スタートの東海大学が、優勝することは、「夢」よりもまず考えられない。言葉に形容できないことだったと思います。
今、大リーグで活躍している松坂投手は、夢という言葉はかなわないから嫌いだというようなコメントを読んだ気がします。松坂選手の言葉は、重みがありますし、その通りだと思います。
ですが、時に。可能性がゼロで無い限り、夢よりも大きなことは起きる。東海大学は今回の秋リーグにおいて、それを実現させたと思います。
東海はチャレンジャーでした。
ただ ひたむきに頑張ってきました。
周りの人々と、チームメイト。友と。
自分達が「今」できるベストを、頑張ってきました。
そのひとつひとつの「今」が未来を形作ったのだと思います。
東海大学。おめでとう。