試合前、近江選手(シンさん)の側に松浦麻琴選手がいて、声を掛けている姿が印象的でした。
赤いユニフォームのシンさんは緊張しているようにも見えましたが、松浦選手が声を掛けると、笑顔に。
NECで、シンさんは、はたしてどうなんだろう。
心配もありました。
ちょうど、未希さんがセッターに転向した時と同じような心境でした。
とにかく自分の目で見たいと思っていました。
自分が思っていた以上にNECに溶け込んでいました。
シンさんが杉山選手とブロックに跳ぶのも、松浦寛子選手のトスを打つ姿も、ごく自然に。
嬉しかったです。
この日のシンさんは、サーブレシーブが強かった。
崩れなかった。
つなぎの部分でも、難しいボールを何度も上げていたし、スパイクも、バレー友達のＭ君が称した「火の出る」ようなスパイクもあった。
特に。
点差が縮まって、苦しい場面で難しいオープントスを打ち切ったシンさんのスパイクは、スタンドで多くのファンが思わずガッツポーズ。
たまりませんでした。
第1セットを取った時、応援をリードされている方が
「初めて、今季、第1セットを取った」
の声。
試合は、NECのストレート勝利。
初勝利にほろっとするかなと思うには、ここまでの連敗が信じられないような快勝でした。
NECの選手も、控え選手で涙を流している選手もいたけれど、コートの中はどちらかというと、笑顔。
試合後に挨拶に来る選手に、応援席の方々は全員立ち上がってエールを送っていました。
試合後、シンさんに
「おめでとう」
が言えました。
それと、次も頑張ってほしいので
「日曜日だけだけど、天童にも行くから、頑張って」
と伝えました。
シンさんなのですが。
スター性があるというか。
既にファンの方が多くいらっしゃるようで、それも嬉しく思いました。
初勝利ということもあってか、
「近江 あかり」輝いていました。
