一緒に

suicaを持つようになったのは、2008年からです。
それまでは、切符を買っていました。



2008年の淵野辺
東海の試合が終わって、淵野辺駅で切符を買おうとしたら、
当時の4年生のお母さんが二人で来て、
「ずっと応援にきてくださいね」
そうおっしゃってsuicaをいただきました。
正直、困って返そうとしましたが、どうしてもと強くおっしゃるので、ご厚意に甘えることにしました。



2008年の秋リーグのある試合の後、お母さんとお話をした時に、
「ちょっと、存在感がなかったね」
娘さんが、あまり活躍できなかった試合の後に、笑いながらそうおっしゃっていました。
そして、2008年全日本インカレ決勝。
そのコートで、最も存在感を示したのは、そのお母さんの娘さんでした。



それから6年後の夏。
セイコーエプソンで、久しぶりに、その選手を見ました。
もうテンションあがる。あがる。


2月からの旧地域リーグも楽しみにしていたけれど、そこにはいませんでした。


今年の2月。東京でまたその選手を見る。
元気そうでした。




そして、先日。ある方からのメールで、いろいろを知ることになりました。



その選手が、再びバレーを始める時に、お母さんが後押しをされたこと。
そして、お母さんに、もう一度、コートに立つ姿を見せたかったこと。



そのお母さんが亡くなられたこと。
昨リーグ、出場しなかったのは、それが大きな要因であること。


そういったことは、どのチームにも、選手にもあるのだけれど。
実際にお話もしたし、一緒に応援もしたし、笑顔も知っている。
だから、もう会えないと思うと、とても寂しい。
自分個人のレベルで言えば、
やはりMermaidsへの
深さは、どのチームでも、かなわないと思います。


suicaは自分のバレー観戦になくてはならないものになりました。
これからも、一緒に旅を続けたいと思います。
これからも、Mermaids達の応援を一緒にしたいと思います。