背中

pigroboshow2006-08-29

第61回 国民体育大会 近畿ブロック大会 第1回戦,大阪代表:三洋電機大阪との対戦は とても厳しい試合でした。
どちらが勝利するか分からない試合展開でした。むしろ 流れ的には三洋電機大阪の方が押していたかもしれません。
そんな接戦の中で背番号19番。滋賀県代表:東レ・アローズのライトポジションに入ったサリさんが凄かったです。
この試合のサリさんは,バックアタックにもトライされていて,いつもの華麗なプレーを見せてくれていたのですが,それ以上に感じたのが「気迫」でした。
押されている場面,苦しい場面でサリさんに上がるトス。
サリさんがスパイクを打つ際に,一打 一打に「絶対 決めてやる!」
そんな気迫が伝わってきました。それはボールに集中している時の,相手コートをにらんでいる時のきりっとした視線からも感じました。
そんなサリさんを応援していて,どこかでその闘志を感じたことがあるなあって思って。
自宅に帰ってきて,思い出しました。
三洋電機大阪との試合でのサリさんの気迫。
それは 2005年の春。尼崎で行なわれた近畿総合で見たモエさん。武田選手の気迫に似ていました。
あの時のモエさんは,劣勢の中。絶対に負けてたまるか! そんな気迫に溢れたブロックを連発していて,私が一人ででも止めてやる!そんな声がモエさんの背中から聞こえてきたように思いました。バレーボールはチームスポーツです。ですが,やはり個々の集まりで。あの日のモエさんの闘志はきっとチーム全体にも火をつけた。喝を入れたように感じました。それぐらい あの時のモエさんは凄かったと思います。
同じ近畿総合が行なわれた日。新人のサリさんは,モエさんと試合前のパス練習を組んで行なっていました。その時,外見がすごく似ているなあって感じたのですが,初めての東レ・アローズの試合ということでか,どこか ふわふわして初々しくも頼りない感じがしました。
それが。
三洋電機大阪戦でのなんと 頼もしかったことか。
絶対に負けない!諦めない!
サリさんの背中からも,モエさんと同じ声が聞こえたように感じました。