近畿総合だなあ

近畿総合は、男子と女子の試合が行なわれます。
男子は、プレミアから3チーム。堺、パナソニックサントリー。これだけでも、なかなかスゴイ面子ですし、できれば全て見たかったけれど、同時試合開始なので、ちらちら時々見るだけでした。残念。

女子1回戦の千里金蘭大学京都橘高校の試合。
勝利チームとアローズが3回戦で当たるのですが、周りのバレーファンは京都橘が有利なのでは?と予想されていたように思います。
試合序盤は、京都橘が走りましたが、徐々に千里金蘭大学が追いつき、一気に抜け出す展開。第2セットも押し切りました。
千里金蘭大学リベロの選手とセンターの選手が、すごくいい動きで目を引きました。
リベロの選手は、ボールの見極めも天才的なとこがあるように感じました。
プログラムを確かめたら、二人とも京都橘の出身でした。
試合後、京都橘の三輪監督は近畿総合では初めて見るぐらい、すごく怒っていました。
京都橘の選手が試合中にベンチにぶつかりながらボールを追いかけるシーンがあって、怪我をしないかとひやりとしました。もしかしたら、不甲斐無い自分達を責めるような気持ちがあったのかもしれません。気持ちは伝わるものがあるので、次に向けて頑張ってほしいと思いました。

JTと龍谷大学は、大学バレーを良く見る友達に言わせると、差はかなりあったようです。が、大学バレーをあまり見ないバレーファンには、ヒヤヒヤする展開だったようです。私は男子の試合と交互に見ていたのですが、なかなか点差が開かず龍谷大学が健闘したのではないかと思います。

男子の試合では、堺ブレイザーズ大塚高校の試合が面白かったです。
大塚高校……高校生かあ。
ん。意外と接戦。
ん。なんか……鍛えてるなあ……ただものじゃないなあ……あ!
ってな感じで、インターハイ優勝校であることに、気づきました(汗)
攻撃の種類が多彩で、面白いバレーボールをしていました。
近畿総合の高校チームというと、現パナソニックの福澤選手がいた頃の洛南がめっちゃインパクトありました。
サントリーとの大接戦。最高に盛り上がりました。
特に福澤選手のサーブが、鳥肌ものでした。
大塚高校は、福澤選手のような飛びぬけた選手がいるというのではなく、全員が鍛え抜かれた精鋭という感じで、ある意味、珍しいタイプのチームかもと思いました。

畝傍クラブを知ったのも近畿総合。黒鷲にも出場したことのある名門チームですが、40代の選手が今も、バリバリ活躍中で嬉しくなりました。特にセッター、センターの40代コンビの速攻のなんと速いことか!

初日の最終試合は四天王寺大阪国際滝井
めっちゃ、好カードでしたが、帰る人も多く。最前列で観戦させてもらいました。
めいさん、クウさんの出身校&四天王寺は好きな高校でしたので四天王寺をめっちゃ応援しようと思いました。……スタンドでは、滝井の応援団がすごかったし。
だったのですが、たまたま少し知っているNECの方一緒になって。
それまで、色んな会場でお会いしていましたが、あまりお話をしたことはありませんでした。今回、最前列で2人だけだったこともあってか、話しかけてくださいました。
で、いつものような応援は出来なかったのですが、色々、興味深いお話を聞かせていただきました。
思いがけず楽しいひと時を過ごすことができました。感謝。
試合もフルセットの接戦。どちらが勝利してもおかしくない試合でした。
京都橘にしても。四天王寺にしても。大阪国際滝井にしても。
東海にまた入ってほしいなあ。

アローズの準決勝。
ファンも含めてどこか油断があったと思います。大阪国際大学。関西リーグの1位でしたね。第1セット終盤のサーブはミラクル連発でした。

試合後の表彰式では、「堺ブレザーズ」と偉いお方が連発して、アローズの選手も数人、ツボに入った様子でした。
国歌吹奏?の場面で、脱帽&起立で、待つこと数分。
一向に音が流れない。
そのうち、子供の笑い声が体育館に響いて。
肩がふるえる選手も数人。
そして、
「ありがとうございました」
いきなりのしめの言葉。
思わず仲間数人で笑いながら拍手。
後で、みんなで、
「ずこーって、ずっこけたかったねえ」
近畿総合だなあ(笑