山梨中央銀行−パイオニア その2

第1セットを山梨中央銀行が先取し、第2セット。

山梨中央銀行11-13パイオニアの場面で、山梨中央銀行タイムアウト
山梨中央銀行、応援団の「山梨中銀」コール。
山梨中央銀行は立ち上がって、まるでサッカーのサポーターのような応援をされていました。
一方、パイオニアはスティックバルーンを使用してのプレミアリーグ6人制バレーのレッドウィングスとほぼ同じ?応援……(あまり詳しくなのですが)良く似ていました。

タイムアウト明け。
6番、横田サービスエース山梨中央銀行11-14パイオニア
以後〜
山梨中央銀行12-14パイオニア
山梨中央銀行13-14パイオニア
山梨中央銀行13-15パイオニア
山梨中央銀行14-15パイオニア
山梨中央銀行14-16パイオニア
山梨中央銀行15-16パイオニア
山梨中央銀行15-17パイオニア
両チームともに我慢くらべというか、点差は縮まらないものの広がらず。
ここで。
山梨中央銀行16-17パイオニア
山梨中央銀行17-17パイオニア
山梨中央銀行5番、三浦(クルミ)の高いオープンスパイクが2本連続で決まり、同点に。
9人制バレーは21点までの勝負ですから、終盤でクルミさんのスパイクで追いついたのは大きかったです。
ここで、パイオニアタイムアウト

タイムアウト明け。
山梨中銀、1番土方のスパイクが決まり、山梨中央銀行18-17パイオニア
ついに山梨中銀が逆転。

イオニア、2度目のタイムアウト
イオニアここでメンバーチェンジ。11番植野に代わり、コートを離れていた5番綱川がコートに。
イオニア長い平行トスから、7番作田のスパイクで再び同点。山梨中央銀行18-18パイオニア
イオニア15番川鍋のスパイクで、再び逆転。山梨中央銀行18-19パイオニア
山梨中銀、1番土方のスパイクで同点。山梨中央銀行19-19パイオニア
山梨中銀は6番佐々木のサーブ。
この佐々木選手のサーブ……めっちゃ 回転をかけて、野球で言うカーブ。
めっちゃ 曲がるサーブを打ちます。
サーブで崩すも、パイオニア5番綱川のスパイク。山梨中央銀行19-20パイオニア
イオニア1回目のセットポイント。
ここからが、ドラマチックでした。

山梨中銀、1番土方のスパイクで同点。山梨中央銀行20-20パイオニア
山梨中銀、3番内田に代わり、9番伊藤がピンチサーバー
この伊藤選手のジャンピングサーブも素晴らしかった。
が、パイオニア7番作田スパイク。山梨中央銀行20-21パイオニア
イオニア2回目のセットポイント。
山梨中銀、9番伊藤と3番内田が交代。
イオニア14番仲田のジャンピングサーブは、あわサービスエースという強烈なサーブ。
奇跡的なつながりから、ラリーに。
辻→三浦。これがブロックに。
ここで1番土方がフォローしたボールを1度、ネットに当てて帰ってきたボールを小さく辻の頭上に。軽くジャンプした辻は、頭上に小さなトスを。
4番仲田が、ドンピシャのスパイク。山梨中央銀行21-21パイオニア。同点。
この場面は、パイオニアがセットを取る最大のチャンスだったように思いました。
とにかく土方選手と辻選手が素晴らしい。
厳しい場面で土方選手がネットを利用した落ち着いたプレー。
9人制バレーはネットを利用すると4回までの繋ぎが認められるのですが、その1回だけ多いということが、まるで無限のように感じるほど「繋ぎ」の面白さを感じました。
それと。辻選手。9人制バレーは、攻撃パターンが豊富ですが、このラリー中、トス回しがハンパなくすごい。コートの端から端まで。
かと思えば、最後は少しおしゃれなトスから鮮やかに決めて〜さすがだなあと思いました。
イオニア、7番作田のスパイク。山梨中央銀行21-22パイオニア
イオニア3回目のセットポイント。
山梨中銀1番、土方のスパイク。山梨中央銀行22-22パイオニア
同点。
山梨中銀1番、土方のスパイク。山梨中央銀行23-22パイオニア
山梨中銀1回目のマッチポイント。
〜山梨中銀ですが、このシビレルような場面の連続で、レシーブ→辻→仲田(囮)→土方の攻撃が、鉄板。
鮮やかだったし、とにかく、速く、正確。そして、集中力がとんでもなくすごかったです。
どれだけ練習積んでいるんだって感じました。
が。次。
イオニアのレシーブが乱れて、返したただけのボール。
絶好のチャンス。
鉄板だった、辻→仲田(囮)→土方の攻撃がサイドを外れてしまいます。
一瞬、頭をかかえる土方選手。山梨中央銀行23-23パイオニア。同点。
ラリーから山梨中銀5番、三浦(クルミ)のスパイクがアウト。
山梨中央銀行23-24パイオニア
イオニア4回目のセットポイント。
ここで。
辻→仲田(囮)→土方。3枚ブロックの間を抜く。
山梨中央銀行24-24パイオニア。同点。
ここで、また ひとつのドラマが。
山梨中銀、1番の土方が1本目、サーブミス。
9人制は2回のサーブが認められます。
ただし、ボールがネットに触れてはだめ。ネットインはありません。
※ちなみに、審判はサーブの際にネットに手を置いていて、もしも、ボールがかすったりしても、指でわかるようにしていたのが印象的でした。
2本目。大きくアウト。
山梨中央銀行24-25パイオニア
この競り合いでのサーブミス。チームの柱のように感じる土方選手のミスですし、ここで集中力が切れてしまわないか。
とにかく、山梨中銀には、嫌な流れでの、
イオニア5回目のセットポイント。
次の攻撃。
辻→仲田(囮)→土方。
この1本の集中力はすさまじいの一言でした。
それと、この1本は、選手間の信頼と努力を積み重ねてきたことによる自信の表れのようにも感じました。
どんな場面であろうと、揺るがない強い気持ちが、この1本に結集されていたように思いました。
山梨中央銀行25-25パイオニア。同点。
イオニア、5番綱川のスパイク。
山梨中央銀行25-26パイオニア
イオニア6回目のセットポイント。
次の攻撃。
辻→仲田(囮)→土方。
土方選手のスパイクは3枚を抜いたのですが、パイオニア、超ファインレシーブ。
が、戻すだけ。
ここで、辻→仲田。
イオニア、土方選手を意識してかブロックが遅れました。
山梨中央銀行26-26パイオニア。同点。
土方、スパイク。
山梨中央銀行27-26パイオニア
山梨中銀2回目のマッチポイント。
ラリーから。
辻→仲田(囮)→土方。
山梨中央銀行28-26パイオニア
山梨中央銀行、優勝。