昔の話です。
東レアローズに、モエさん、ミユさんという2人の選手がいました。
2人ともリーグでは、控えに回っていて、ユニをいつも着れるわけではありませんでした。
モエさんの試合で語り草になっているのが、MVPに選ばれた近畿総合。
コートの中いっぱいを走り回りブロックで止めに止めて。
モエさんが最高に輝いていました。
勿論、素晴らしいブロックの技術もあったけれど、苦しい試合展開の中で
「負けてたまるか!」
「絶対にとめてやる!」
モエさんの気持ちが、コートからすごく伝わってきて感動しました。
ミユさんがサマーリーグで、ボールを追って顔を負傷して。
ミユさんは、いつもコートに上がったボールが落ちるまで、諦めない選手でした。
「絶対に届く!」
ミユさんがボールをひたむきに追っている姿から、そんな気持ちが伝わってきていました。
コートの中の集中している表情。流れる汗さえも気づかずに、ただひたすらにバレーボールを追って。
プレミアのコートは、夢のコートでもあると思います。
そのコートに立てる感謝の気持ち。
コートに集中すること。
バレーボールをひたむきに追うこと。
自分自身の最高のパフォーマンスを、最高のチームプレーを。
最高のバレーボールを。