続く道

pigroboshow2008-10-12

筑波大学との試合に、東海大学1年生の蘭 豊未(あららぎ とよみ)選手がリベロとして出場されました。コートネームは、マコです。
現在、午前2時を回ったところです。
昨日の試合を見て、ちょっと色々感じたことがありましたので、資料を調べたり整理したりしていました。
マコさんのプレーを実際に見たのは6月に行なわれた神奈川リーグでした。
その時に、正確なサーブレシーブが心に残りました。プレーは軸が全くぶれず、鍛えているなあって感じました。アローズのミチさんが新人の頃に見た時の印象に似ています。
帰る時に、たまたますれ違って
「ナイスレシーブ」
って声を掛けたらニコニコ笑っていました。
筑波大学との試合でのマコさんは、非凡なものを感じさせてくれました。
ひょっとして、この子はレシーブするために生れてきたんじゃないのかな?
そんな風に思った瞬間もありました。
東海のリベロは、ツクシさん、シュウさんと、素晴らしいリベロがいるのですが、マコさんもまた、素晴らしい選手でした。
自宅に帰ってきて、マコさんについて調べました。
マコさんは、佐賀北のキャプテンをされていました。
そして、佐賀北の監督は蘭恵介監督。
マコさんのお父さんでした。
記事によりますと、
蘭恵介監督は、佐賀総体で敗れた後に、蘭 豊未選手に聞こえないように
「チームをしっかりまとめてくれましたよ」
と言葉を残していたそうです。
全幅の信頼を置きながら、コート上ではひたすら厳しく接していたそうです。
思うに父娘の間であるからこその厳しさもあったと思います。
天性のレシーブは、けして持って生れたものだけでなく、努力で培われたものだったと思いました。
そして、昨年の国体を前にこんな言葉も
「ねぎらいの言葉?、それは全部終わった後で」
高校でのバレーボールが終わりました。
そして、今また新たな道を歩み始めている多くのバレーボール選手。
その中の一人、蘭 豊未選手も元気に。夢に、未来に向って道を歩いています。
筑波大学との試合後に、横断幕を外していたマコさんに声を掛けました。
「ナイスレシーブ」
やっぱり、にっこり笑っていました。