横断幕の図案を見ながら、色々と思い出しました。
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未希さんがセッターに転向した翌年。
アローズの全試合を応援に行きました。
サチさんが引退され正セッターとしてコートで頑張られていた未希さん。
あの年は、ベティさんも。張さんもいない日本人だけのチームでした。
だけでなく、加奈さんも怪我で欠場している中でのスタメンでしたから、未希さんは大変な年にセッターで頑張られていました。
全試合、見たのではっきり言ってしまうと、あの年はミチさんも先発で出場した試合がありますが、ミチさんも、また苦しんでいました。
セッターとしての経験は浅く、アローズのサポーターさん達で厳しいことをおっしゃる方もいました。
滋賀でのホームゲームの後にご飯を食べに行ったら、呼んでいないのになぜかついてきたアローズのサポーターさんが食事の最中に、ちょっとカチンと来るようなことを言われました。普段は、聞き流すようにしていたのですが、その席に姉妹を応援しに東京から来ていた方もいたので、注意をしました。すると、
「ファンは我慢しなければいけないのか」
そう言われました。
みんな厳しいなあと思う反面、未希さんを応援している立場としては、その時を信じて我慢しようと思いました。また、私はアローズのサポーターにはなれないなあと思いました。
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前回のリーグ戦の久光との試合。
劣勢の中で、未希さんが途中出場して、すごく良い仕事をしてくれました。
あの試合の未希さんは、見る人が見たら絶対分る隠れたＭＶＰだったと思います。
その試合の後に、とても嬉しいことがありました。
御自身もバレー経験があって、とても厳しい目を持ったあるご婦人が、
「今日の未希は、すごく良かった」
そう笑顔で話されているのを聞いたのです。
何より嬉しかったです。
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加奈さんの幕を作っていませんでした。
「会場でせっかく幕を張りに持ってきたのに、張る場所がない」
一時期、加奈さんの幕はとても多かったことがあって
「加奈の幕、多すぎじゃない」
そうおっしゃる方もいたので、遠慮していたところもあります。
今回、初めて、単独ではないにしても、加奈さんと未希さんの幕を作りました。
小さな幕ですが気持ちは込めました。
私が、今、姉妹に願うことを表現したつもりです。
それと。姉妹のファンであるなら、ちょっとした「遊び？」も分ってくれるのではないかなあと思います。
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横断幕といえば、やっぱり東海。
２部に落ちてしまった東海を励まそうと思って作った幕。
今でも、勿論自宅にあります。
この幕を作って、張りに行った神奈川大学の体育館のスタンドは、自分にはナイアガラの滝の天辺にいるのではないかと感じるほど高く思えました。めっちゃ 緊張した。
それから。
入れ替え戦に向けて、作った幕。
東海を応援するバレーの知人が作ったサイトを祝福するのを込みで作った幕。
クミさんがキャプテンになられて作った幕。
クルミさんがキャプテンになって作った幕。
センさんが東西対抗に選ばれて張り切って、作った幕は大きすぎて、ひょっとしたら、本人はプレッシャーになったかな（汗）
ああ。でも、純粋に応援したいという気持ちはいつもあります。
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全日本インカレ。
天皇杯・皇后杯に出場するチームもありますが、
東海に限らず、多くの大学のチームにとっての最後の大会。
今の４年生で、もっとも忘れられないのは、２年前の秋。
10月28日。駒沢大学体育館。
入れ替え戦で敗れた後に、階段で泣いているクルミさんを抱きしめていたカンナさんの笑顔。
あの時は、カンナさん。笑顔だった。
今年の春リーグ。東日本インカレは、優勝でカンナさんの涙を見ました。
カンナさんのいい涙、もう一回、見たいです。
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東海が２部に落ちてしまってから、このチームを応援しようと思いました。
東海は辛い中にあって、互いを思いやる気持ちが溢れていました。
それから、幕とともに（？）
いろんなところに応援に行きました。
東海を通して、大学バレーに接するようになり、
それまでは分らなかったこと。気づかなかったこと。見ていなかったことが、
分るようになり。気づくようになり。見るようになり。
東海だけでなく、
「大学バレーって、いいよ」
そう思うようになりました。
全日本インカレ。全てのチームが最高のパフォーマンスを発揮されるよう。
そして、東海。
最高のコートで、最高に輝いてください。
