ぐんまアリーナへ

ぐんまアリーナに行くのに、最寄駅から歩いてみようかと思いました。
知らない道を歩くのは楽しいです。
インターネットで行くまでのだいたいの道順を調べてみると、大きなポイントが橋を渡ることと、群馬大学の近くということでした。


群馬総社駅に着きました。
最寄駅から体育館を目指す際に、最も重要なこと。
それは「方角」です。
これを間違えると、とんでもないことになってしまいます。
駅に着いたら、できれば駅員さんに聞いてみたいなと思っていました。
でも、無人駅だったらどうしよう。誰もいなかったら、どうしよう。と一抹の不安もありましたが、よかった。駅員さんがいました。
「すみません。ぐんまアリーナって、どちらに歩いていけばいいですか?」
「えっ。歩くんですか?」
駅員さんが驚きの表情。
群馬総社には、タクシー、バスもあることは知っていたのですが、電車の時間と合わせると、タクシーでは早すぎる……この日、ある理由から早く着きたいと思っていました。それでも、タクシーだと、早すぎました。……バスは遅くなってしまいます。
「だいたい、4〜5km、歩くんですよね?」
そう答えると、ああわかっているんだの表情に。
駅員さんから方角と、だいたいの道順を丁寧に教えていただきました。
感謝。



インターネットで調べた道順では、わからないことも多くありました。
ひとつは坂。
緩いカーブの上り坂が結構、続きました。
さらに、いくつかの分岐の道がありました。
だいたい道なりでわかったのですが、歩いていて1キロぐらいのところで、前方にT字の道があり、これは迷いました。
方角だと右なのですが、道なりを考えると左っぽい。
偶然、外にいらしていた男性がいて、聞いてみることにしました。
すると、まず。
「え?歩くんですか?」
駅員さんと同じく、驚かれてしまいました。
それから前方の道は、左が正解で、再び道順を教えていただきました。
「大変ですね。頑張ってください」
そうおっしゃって下さいました。
個人の経験ですが、バレーボールの観戦でいろんなところに行きましたが、東北方面の方で親切な方が多いように感じます。
群馬県も北寄りと思いますので、さらにその認識が深まりました。


再び歩き始めました。
とにかく第1ポイントと思っていた「橋」これを渡らねば。
前方に大きな国道があって、その交差点で散歩されていた方に、聞いてみました。
「すみません。ぐんまアリーナは、どちらでしょうか?」
「あれですよ」
男性がぐんまアリーナを指差してくれました。
遠くにぐんまアリーナが見えました。
ここで、いくつか衝撃の事実が発覚いたしました。
「あのう。橋を渡ると聞いていたのですが?」
「橋は、この道ですよ」
なんと!
国道と思っていたのが「橋」でした。
上毛大橋。
長さ534m。幅20m。
さらに!
群馬大学はどこでしょうか?」
男性から教えてもらうと、ぐんまアリーナよりもさらに遠い場所にありました。
地図では、よくわからなかったのですが、ぐんま総社駅から歩くと、若干、群馬大学はアリーナより遠い位置にあったのです。
男性にお礼を言って、再び歩きはじめました。

……つづく