はじまり

昨日の東海-東女体の試合は、大学バレー史に残るような試合でした。
第4セット、東女体のマッチポイントを10回にわたり耐えしのいだ東海の頑張りも、
第5セット、13-9と劣勢の場面から逆転した東女体も両チームとも素晴らしかったと思います。
東海は敗れてしまいました。
それは、その理由があるはずです。
その理由を課題として、今後に生かして欲しいと思います。
フルセットで2連敗。
何度も言っていますが、雨は花を育てます。
花を咲かせてほしいと思います。
雨ばかりで花も嫌になってしまう時に傘になるのは応援している者だと思います。
友人であったり、ご家族であったり。
私は友人でも、家族でもありませんが、喜んで雨にぬれたいと思います。


試合が終わってから、今迄、ある選手のことばかり考えていました。
エースのアオさんが大怪我を負ってしまい、その代わりに先発出場した針生選手、ルリさんの頑張りには心を打たれました。
高校と大学バレーでは、まずセット数が違います。
高校から大学バレーへの1年目、「疲れる」という言葉をよく聞きました。
1年生でスタメンとして、頑張ったルリさんには、言葉で言い尽くせないほど称賛したいと思います。
最後の場面。
東海が選択したのは、ルリさんのバックアタック
それが一番の選択だったといっても、
あの場面、あの厳しい場面で、バックアタックはあまりに過酷だったようにも思います。
渾身の一撃はアウト。
試合後のルリさんの涙を見ました。
響きました。
ルリさんの悔し涙が、サキさん(現上尾、吉村選手)の悔し涙に重なりました。
東海は、以前、サキ-シン(現NEC、近江選手)という魅力的な二人のエースがいたけれど、
レン-ルリもそれに負けないぐらい魅力的なエースになるのではと思いました。
東海-東女体は、大学バレー史に残る名勝負だったと思います。
そして、ルリさんがやはり大学バレー史に残る名選手となるはじまりの試合となったと思います。
私にとっては、ルリさんを強く応援したいと思う はじまりの試合になりました。