ルリさんへ

ルリさん、お疲れ様でした。

思えば、
2012年の冬。
堺の体育館まで歩く道すがら、バレー友達に、来年2013年に入るマーメイズの1年生のことについて話してました。
スゴイ選手達が入る。きっと、これからの4年間は、この選手達が、マーメイズを支えてくれるんじゃないかな。
特に針生瑞希さんの名前は、いろんなところで目にしていて、
ワクワクする気持ちが抑えられませんでした。

2013年の春。
マーメイズでの、公式戦コートデビューは、ピンチサーバーでしたね。
速くて、鋭くて、コースも含めて、威力満点のサーブでしたね。
ルリさんのことで、よく周りのバレー友達から言われるんですが「度胸がいい」いきなりコートに入ってのその度胸にも、驚かされました。
黒鷲旗で、アオさんが怪我をしてしまい、その後、スタメンで、ずっと頑張ってくれましたね。
黒鷲旗では、憧れの選手と試合できて、とても嬉しそうでしたね。


2014年は、その後続く日体大とのライバルストーリーの幕開けでしたね。
その年、苦しい場面で、伝わってくる気持ちを乗せた渾身のスパイクを見て、心が動かされました。
それは、バレーを見てきて、1本のスパイクから受けた感動では、自分の中で、加奈さん、サキさん。それまで2人しかいない感動でした。
なので、3人目のルリさんを、勝手に3代目と読んでいました。
迷惑でしたかね。
プレッシャーとかになってたら、ごめんなさい。
幕を作る際に、3代目って、小さく入れようかな?って、迷ったのも、今となっては、楽しい思い出です。


2015年は、日本一になりました。
ルリさんだけでなく、全員が揃っての日本一だとわかっています。
だから、逆を言えば、1人でも欠けていれば、ルリさんがいなかったら、日本一には、なれなかったと思います。


2016年、ルリさん達、最後の1年は、自分にとっては、2011年のクウさん達が4年生になった時同様の期待感に満ちていました。
今だに、残念なのは、全日本インカレ時に、ルリさんが、コートになかなか立てなかったこと。ほんとに、悪い部分だけ、自分が代わってあげたかったです。

ルリさんが、ヘルニアの手術を受けたと聞いた時、この日が来るのは、覚悟していました。
もちろん、復帰してほしいという気持ちはありましたが、大変な痛みのある病ですから、まずは、普通な生活が送れますようにと、願っておりました。
そして、奇跡が起こって、また、コートに戻ってきてくれたら、ほんとに嬉しいなと思っていました。


ルリさん、また、どこかの体育館で。
ありがとうございました。