それは、まあ置いといても

日曜日。

スタンド席の知人に挨拶をした後にアリーナに降りたところで、佐々原選手にばったり。
にっこり笑って
「よろしくお願いします」
と声をかけられました。

 V2リーグ女子 浜松大会と碧南大会は、ともに1日1試合。2試合ともに、ぎふはアウェイの試合でした。
結果は、2連勝。
JAぎふリオレーナは、とても面白い。

JAぎふリオレーナには、マーメイズが、4人もいます。
それは、まあ置いといても。
そう、それは、まあ置いといても。


関東でマーメイズとライバルだった選手が多くいます。セッターの本間さんなんて、高校時代から、心にグッときた選手でした。
それは、まあ置いといて。
そう、これも。
まあ置いといても。

土曜日の試合。
第1セットを大差で取られたぎふは、吉井選手に替えて中村選手を起用。
この中村選手のカッコいいこと。
途中交代でありながら、最初からエンジン全開。と言っても、やたらうるさい排気音の車じゃないんです。
実に無理なくスムーズに。それでいて、あっという間にトップギアに入っていて、涼しい顔で後続車を置き去りに。
振り返って、にっこり笑って。
じゃあねって。手を振って。
そんな印象。
自分のやるべきことを最大限に発揮して、インタビューにも選ばれる大活躍。
それでいながら、翌日は、やはりスタメンではなく。それでいて、アップゾーンでも、やはりチームの中心にいたのは、中村選手でした。

土曜日の帳票見てみてください。
さ。
これ見て、わかりますか?
何を?
じゃあ、ヒントを。
第4セットに大活躍した選手がいるんです。
誰だかわかりますか?
多分、というか。
土曜日にいなかった、あなたはわからないと思います。
僕だって、わからないもの。この帳票見ただけじゃ笑笑
答えは、14番の佐野選手です。
びっくりでしょ?笑
帳票を見てみてください。
佐野選手の記録。
全部、0。
出場セットは、4セットのみ。
だけどね。
あの日、ぎふを応援していた、たった数名のスタンド席では、佐野選手は大絶賛でした。
第4セットは、中盤まで接戦でした。
ひょっとしたら。
フルセットになるのでは?
そんな試合展開だったんです。
その流れを変えたのが、佐野選手でした。
難しい場面だったと思います。
それでも、懸命に佐野選手は佐野選手らしくボールを繋げ、アタッカーに気持ちを込めてトスを上げて。そう、そして、明るかった。
帳票では、けしてわからない。
数字だけが、全てではないからこそ。
バレーボールは面白い。


置いといたんですがね。
ちょい戻させて。笑

自分、あんなサヤさん、見たことなかった。
あの2本のバックアタック
あれは、リオレーナがサヤさんを育ててくれた証ではないかと思いました。


もひとつ。
佐々木選手、本間選手。
ココ、マコ。
集合写真でのポーズが面白くて、二人とも面白くて楽しい素敵ミドルと、素敵セッターなんですが、二人は、もっと深いところで、とても真摯に競技と向き合っていて。
おいらは、神様でもないし、熱心なファンでもないんですが、二人が、それこそ命懸けでコートに向き合っているって感じたことがありました。
マコさんが、筑波時代も含めて、今、セッターとして活躍されていること。
ココさんが、、、あ。これは、長い話になる。笑
ずっと怪我と戦ってきての「今」を思うと、
これからのおふたりの進む道を、、、
応援というには、あまりに僭越だから、違う言葉で。 

JAぎふリオレーナが、描く明日を楽しみに、これからも体育館に時々、足を運びたいと思います。
時々なのかい?
そ。ごめんなさい。時々。笑

で。
試合には出ていない。
それでも、チームの為に献身的に頑張っていた
佐々原選手の試合前の笑顔が、ずっと残っています。

だから、今、リオレーナは面白い。