2004年の近畿総合

pigroboshow2005-03-06

ほぼ1年前の2004年の近畿6人制 バレーボール総合男子・女子選手権大会。
昨年は,京都府立体育館で行なわれました。
1日目が開会式,1,2,3回戦があって,2日目が準決勝,決勝という2日間に渡るトーナメントでした。
試合は3セットマッチで,男女各20チーム。1日目は32試合も!たっぷり試合は見れました。
Vリーグのチームは,女子が東レ・アローズ,JT。
男子がサントリー松下電器堺ブレイザーズ

東レ・アローズとJTは1回戦はシードでした。
近畿地方の大学,クラブチームが参加する大会で,いろいろなチームがあって面白かったです。パンフレットで見ると,年齢も様々で昨年は和歌山県の橋本球友会の監督兼選手の横谷選手が51歳で最年長でした。

春の季節に行なわれる昨年の試合で心に残っているのは,東レ・アローズの新人選手の活躍でした。濱口選手,中道選手,大山未希選手。特に決勝戦のJTとの試合での3人のきびきびした動き。ボールおとすものかーって感じでスゴク ウキウキしたのを覚えています。会場は,暖房が効いていなかったし,ガラガラですごく寒かったですけどね(汗)
あの試合は,たくさんの人に見せてあげたかったなあって思います。
あと,東レ・アローズでは向井選手がずっと出場されていて,やっぱり向井選手はスゴイなあって思った記憶があります。

東レ以外でも,春の日にぴったりといった感じで,高校生のチームの活躍が光っていました。
1日目の個人的なベストの試合は,京都洛南高校サントリーの試合。Vリーグ男子チャンピオンのサントリーが,洛南に1セット奪われそうになりました。というか,内容的には互角。洛南が押している場面もあったように感じました。洛南高校の福澤選手はスゴイスゴイという噂は聞いていましたが,実際に見てみると鳥肌ものでした。第2セット,終盤。サントリーは,福澤選手をマークしていました。どちらに勝敗が転ぶか分からない大接戦で,サントリーだって本気でした。3枚ブロックが飛びます。でも,福澤選手はその3枚の上から打ち下ろしちゃうんです。ってか,試合が進むにつれ,白熱するにつれ,福澤選手の高さがどんどん上がっていってるように感じました><
でも,福澤選手のプレーでは,スパイク以上にジャンピングサーブの凄さが鮮明に記憶に残っています。福澤選手の高い打点から放たれるジャンピングサーブの威力は,観客席からもため息が出ちゃうほどの魅力に溢れていました。帰り際に,観客席に戻ってきた洛南高校。女子高校生らしきグループが福澤選手にサインを求めていました。照れながら応じていた福澤選手。洛南高校の選手は,敗れてしまったけれど,Jリーグチャンピオンサントリーに対して,やった!という自信と満足感に溢れていたように思いました。……ぼくもサインほしかったかも(爆

女子では京都橘。京都橘は,ベスト4でJTと試合を行なって,その時はJTの前に歯が立たないという感じでしたが,ベスト4まで勝ち残ったことが凄いことですし,西山選手のスパイクは,やはり美しかったです。西山選手のバネがあってきれいなフォームから放たれるボールが,コート上で高く跳ねるのを見るたびに,さわやかな風が吹くように感じました。その西山選手がJTに入社っていうのが運命のようなものを感じて,面白いです。

この大会で,僕はロボ中さんさあじ君に初めてお会いして,その2人の作った大山未選手と荒木選手の横断幕が会場で仲良く並んでいました。2人とも,新しい環境で新たなスタートを切ったばかりの頃でした。
近畿総合というと,春の日の希望に溢れた温かな想い出が,瑞々しく心に刻まれています。