敗れて なお 心に残るもの

pigroboshow2007-02-27

日曜日の試合のみちさんを見ていて,心に何も感じない人はいなかったのではないかなと思います。
12人のベンチ入りの中,ただ一人のセッターとして試合に臨んだみちさん。
コートの中で東レアローズのゲームを作れるのは,みちさんだけでした。
ホームゲームは,応援もたくさんあるけれど,裏を返せば,お世話になった先輩や,会社の方もたくさん来られていて。プレッシャーもあると思います。
加えて,初戦はNECにストレートで敗れて。
2戦目は上位チームのJT。
みちさんは,これが今季2度目の先発。
前回は,日立佐和に破れてしまいました。しかも,あの時以上に今回は厳しい状況でした。
ホームゲーム,第2戦のみちさん。立派でした。
全く臆せず強い気持ちでコート上で戦っていました。
みちさんのセッターとしてのポテンシャルは高く,起用されれば必ず応えてくれる。そう思ってはいましたが,東レアローズの多彩なアタッカー陣を見事に生かしていたように思いました。
そして,強い気持ち。「絶対に諦めない。」
東レアローズのバレーボールを語る上でのひとつのキーワード。それをみちさんは,1プレー,1瞬でも体現しなかったことはないと思います。指先1本。爪1枚でも,届く距離ならみちさんは捨て身でボールに飛び込んでいきます。どんな場面,ラリーでも,集中していて,相手コートを把握しています。
フルセットの大接戦。
みちさんは,勝利の為に,全力で頑張っていました。
結果は敗れてしまった。
でも,心の底からみちさんを讃えたいと思います。
試合終了後から,帰宅して,月曜日,火曜日と仕事をしていて,みちさんの頑張りと涙が心に残っています。
次の試合。みちさんの笑顔が見たい。そう思っています。