ものさし。

pigroboshow2009-03-23

鈴鹿市立体育館の長い開場待ちの列で、日立佐和ファンの方とお話をしていた時に、アローズの張さんの話題になりました。
「張さんは、素晴らしい」
そんなお話で、日立佐和ファンのその方も、張さんのプレーに心を動かされたそうです。
「張さんのプレーを見ていると、単純にスポーツを観戦する楽しさがありますよね。滞空時間の長い豊かな跳躍力だけを見ているだけでも、楽しいですよね」
スポーツを見る上での「サプライズ」
以前、アローズのミチさんが、味方レシーブが弾いたボールを追って届いた、その距離。
自分の中で、これは届かないだろうと思う距離を「届いた」ミチさんのレシーブは、自分の中にあった「ものさし」の基準を変えてくれました。
そして、先日のGSS最終戦
大田原真美選手。コートネーム、レイさん。ポジションは、セッター。
宮崎日大高校→日本大学
平成18年度の関東大学秋季リーグのパンフレットを開いてみました。
大学4年生の時に、日本大学の主将だったんですね。
インターネットで、検索してみたら、GSSのトモさんとビーチバレーの大会にも出場していました。
昨日のGSS最終戦の試合。出来れば、録画したかった。
勿論、ゲーム自体も心に残るものだったし、チームを離れる選手がいたということもあります。それと、これはただ単純に。
ピンチサーバーで登場したレイさんのレシーブを計測したかったです。
計測するのは、時間。
昨日、大野石油広島の選手が放ったスパイクを瞬時に飛びついて、ワンハンドできれいに上げたプレーの「時間」を知りたい。
「どの瞬間に、レイさんは、あそこに跳んだのか。ボールを上げれたのか。」
大野石油広島の選手がスパイクを放ち、レイさんがボールに跳んで上げるまで。
刹那の時間は、ひとつのドラマだと思う。
あれは「奇跡」的なプレーだった。
「距離」については、ミチさんが「ものさし」を変えてくれた。
昨日の試合のレイさんは、「時間」のものさしを変えてくれた。
ものさしは、自分の中の固定概念というか、常識のようなもので、
昨日のレイさんの1プレーは、本当に美しかった。感動した。
あの「レシーブ」は目の前で見た記憶が無い。
もしかしたら、偶然に生れたものかもしれない。
それぐらい劇的で鮮やかなレシーブだった。
昔、テレビで見た広瀬選手のレシーブを間近でみたとしたら、あんなレシーブだったのかもしれない。
スポーツを見る楽しさを思いっきり感じた。