4年間

東海大学も学位授与式が行われました。
2015マーメイズ達も卒業。
大学院に進む方もいるようですが、マーメイズとしての活動はここで、一区切り。
そう一区切り。
4年間という時間は、長くもあり短くもあり。


東海大学の北門から体育館までの坂道を歩いていくと、
「こんにちは」
自転車に乗ったマーメイズたちが追い越していく。


体育館に入ろうと思ったら、体育館内を走る選手たち。
少し時間を置こうと、体育館横のベンチでしばらく待つ。


ひとりひとりについて、思いつくことを言葉にしてみると他愛ないことが多い。


2012年の夏。
「暑いですね」
体育館横で、レンさんが声をかけてくれた。
それだけのことなのに、今も思い出すことが多い。
あの時の夏の暑さ、太陽の光の強さ、初めて声をかけてくれて、少し弾んだ気持ち。
はっきりと。正確に。ではないけれど。
覚えている。
たぶん、いささか。
記憶は自分の都合のいいように歪められ、ほんとは違っていたのかもしれないけれど。
自分の中には鮮明に、ある。
他愛もないことだけれども。
そういうことを積み重ねての4年間でした。


大概、練習の途中で体育館を出る。
大概は晴れているけれど、雨の日も、風の強い日も、寒い日も暑い日もあった。
日曜日の練習なら昼間。
平日ならば、お日様ではなくお月様が空に。
体育館に行く時は、下り坂。
帰る時は、上り坂。
行く時の気持ちと、帰る時の心のありようが、坂道にも表れているように感じた。
そういう4年間でした。