2/5 日立佐和戦

pigroboshow2005-02-07

西尾市総合体育館で,行なわれた日立佐和との試合。
自分たちは,アローズ大好き青年S君の呼び掛けで試合前にコートの隅で円陣を組ませていただきました。
その後,解散してそれぞれの席,ポジションで応援へ。

第1セットは小玉選手のツーアタック炸裂など,のりのりのスタートという感じでした。途中,追いつかれそうになっても,大山加奈選手,西脇選手,向井選手が切ってくれると思っていました。
第1セットで,もっとも心に残っているのは大山未希選手でした。アダムス選手が後衛に回った時に出場されて,前衛に上がると戻るという起用が多かったのですが,このセット,前衛でもコートにいました。
その未希選手にボールが上がりました。
「未希選手!思いきり!」
そう声援を送ったところ,見事なフェイント。ぽっかり空いた相手陣地に技ありの1本!
そして,25点目。再び未希選手にボールが,と,今度は力のこもった強いスパイクを相手コートにビシッと炸裂させて,このセットの締めくくりは未希選手でした。
未希選手が第1セットを決めてくれて,すごくいいムード,風が流れたように感じました。

第2セット。僕が今まで見た試合の中で,もっとも得点数が多かった試合となりました。
このセット,スゴク印象に残っているのがふたつのことです。ひとつは,西脇選手。
この試合の西脇選手は全般を通じて素晴らしく,西脇選手が跳ぶ時,完璧に空中戦は西脇選手が支配していました。西脇選手が跳んでいる時,その時間はごくわずかな時間でしかないのですが,その時間,空間は西脇選手の世界でした。相手コートの弱点を瞬時に見抜いて,切れのあるスパイクを叩きつけます。一瞬でも本当に時間が止まり,その時間のなかを西脇選手が躍動しているという風にさえ思えました。
もうひとつは,やはり大山未希選手がらみになってしまうのですが,大山未希選手が同じ様にジュースが続くシビレルような試合展開の中,コートにいました。その時,前衛に未希選手,荒木選手,大山加奈選手がいたのですが,この3人の姿をコートで見た時,心にぐっと来るものがありました。この3人が,きっとやってくれると不思議な気持が湧きました。
大山未希選手が放ったスパイクが,ネットに当たりながらもボールは生きてネットを横に走り相手コート内にポトンと落ちました。勢いが,気持ちが相手コートにボールを落とさせたのだと思いました。
33−31の最後を締めくくったのは,荒木選手,大山加奈選手のブロック。3人がセットを締めくくってくれました。

第3セットは取られてしまうのですが,26−24の接戦。印象に残っているのが,向井選手です。気持が乗っているのがスゴク伝わってきました。スパイク決める度に弾けるようなガッツポーズ。向井選手の高さは,もしかしたら最高到達点とか関係なしに,気持ちでいつも最高到達点以上に高く飛んでいるように感じました。バックアタックもビシッと決めてくれて,やはり向井選手は素晴らしいです><
そして,芝田選手。芝田選手もポイントごとでの出場でしたが,必ず得点を決めてくれて,その得点もコンビ,オープン様々でした。やはり芝田選手,頼もしいですね。

第4セット。このセットを東レ・アローズが取って,勝利を掴むのですが,ここでは終盤の日立佐和のホールディングから流れがぐっと引き寄せられたように感じました。ここでも,向井選手が打てば決まる状態でした。そんな中,心に残っているのが荒木選手。ごくフツウに思えるような正統派のバックアタックを決めてくれました。そして,最後も荒木選手がバシッと締めくくってくれました。

大山加奈選手はこの試合を通じて,やはり素晴らしかったです。とにかく打球の速さは群を抜いていますし,バックアタック,スパイクはいつものように惚れ惚れする力強さに充ちていました。勝ちたいという気持ち,ココロが表情,声,全てから伝わってきてました。

試合後のインタビューは大山加奈選手,応援への感謝の気持ちなどを語られていました。