加奈さんへ

加奈さん,こんにちは。
グラチャン2005。いよいよ最後の試合となりました。
今,どんな感慨をお持ちでしょうか。
自分はグラチャンでの試合を通じて,色々なことをテレビ画面からではありますが,思い浮かべたり考えたりしていました。
大山加奈選手が,春先に全日本を辞退して,治療に専念するとおっしゃられた時から,コートに戻ってくるその日を楽しみに待っていました。
治療に専念するというそのことは,アスリートにとって,もっとも勇気のいることだったと思いますし,自分もその勇気ある決断に加奈さんを応援しようとさらに決意を深くしました。
黒鷲旗の時,大山加奈選手は,試合に出場出来ませんでしたが,東レ・アローズのチームの為に,裏方として徹しておられていましたよね。黒鷲旗では,色々複雑な思いもあったと思うのですが,それでもファンサービスに笑顔で応じておられていましたよね。
夏の中国との親善試合。その時に,久しぶりに加奈さんのスパイク練習を見て,その強いスパイクに心が震える思いをしました。三島での親善試合のあとには,再び体育館に戻って,試合を欠場していたダンさん,ネネちゃんと共に菅野監督と練習をされていることを知って,絆の深さ,コートにかける情熱の一端を知って感動しました。
国体近畿予選で,一足早く復帰されたダンさんを見て,加奈さんもきっと強い勇気をもらったと思いました。
そして,V開幕のその時。大山加奈がコートに戻ってきてくれて,嬉しかったです。涙というより笑顔,笑顔の大阪だったように思います。
そして,今日。
グラチャン2005。対戦チームのアメリカはとても強いチームです。そのライバルと最高のコートで戦える大山加奈選手を心から応援したいと思います。ファイト!加奈さん!