サーブ

pigroboshow2005-11-28

全日本男子の試合を見ていて,胸がすく思いをしたことのひとつは,越川選手のサーブでした。
サーブ前,大歓声の中でも,どんな局面でも動じずに精神を短時間で集中させている横顔は荘厳な雰囲気さえ感じます。
全然,レベルも能力も違うのですが……
自分がバレーボールをしていた時,スパイクが全然打てなくて,でも,サーブとレシーブだけは,そこそこ良かったのです。
顧問の先生からは,サーブは切り札になりうるので,がんばれっと励まされて,自分は来る日も来る日もサーブを練習していました。
で,最後の試合。
自分はピンチサーバーで出場しました。当時のルールでは,ラリーポイント制ではなく,サーブ権のあるチームにしか得点は入りません。サーブは2回打つことが出来たのですが,ネットに触った場合はフォルトになってしまいます。
1本目。緊張していました。思い切り行こうと思ってはいたけれど,腕が縮んでしまったようにうまく動きませんでした。惜しくもなく,ボールはネットのど真ん中に。
2本目。1本目の失敗にかなりてんぱっていました。心が揺れまくりの状態で打ったボール。いわゆる入れてけサーブでした。その入れてけサーブがネットに触れてあえなくサーブ権は相手チームに。
今,悔いることがあるとすれば,やはり自分の力を全く発揮できずに終わってしまったこと。でも,それは自分自身の練習量が努力が足りなかったのだなあと思います。本当に悔やむべことは,結果ではなくて,そこまでのプロセス。
自分の努力が足りなかったことだと思います。