君の夢は 僕の夢

pigroboshow2006-09-14

よくバレー友達から,あの隅っこで影ながら応援していると語っていた人と同じ人とは思えませんよね。と,突っ込みを入れられて。自分でも,そう思うところもあるのですが,どうしても頑張っている加奈さん,東レ・アローズの選手を見ていると,自然に声援を送ってしまいます。
元々,自分はあまり外に出るタイプでなく,内向的な性格でした。
ですから,初期の頃のKANAMANIAの掲示板でも書き込みしましたが,自分は隅っこの方で静かに応援できたらいいなあと思っていました。
だけど。あの日。
第10回Vリーグのパイオニアとの決勝戦,2日目。スタンドに陣取ったパイオニアの大応援団。
音響も,スティックバルーンもすごい迫力で。
東レ・アローズの応援席の隅っこに空き席を見つけた時に,理屈でもなんでもなくて,自分の心の中で何かが弾けました。
スタンドに向かって,歩いていました。
一緒に応援させてくださいとお願いしたら快く応対してくれて。
嬉しいという気持ちと,自分の思ってもいなかった行動に少し戸惑いと。
僕の周りにはどうやらバレー部らしき集団と,やたら体の大きい柔道部?ぽい男の子がいました。
試合は第1セットを先取。その頃の決勝のルールは2試合戦っての結果だったので,第1戦を取った東レ・アローズの優勝の可能性はかなり高かったと思います。ですが。まさかの第2〜4セットを連取されての敗戦。
スタンドから見る選手たちの切ない涙。
加奈さん,エリカさん,ネネさん達の涙が心に刻まれて。
そして ダンさんの皆を守る笑顔と。
ふと見れば,大きな男の子が肩を震わせて号泣していて。
選手に向かって温かい拍手を。
試合が終わって,体育館を後にする時に,自分は絶対 今日の日を忘れない。
東レ・アローズを応援しよう。
そう思いました。
それから。色々な体育館に行って,そのどこの試合でも東レ・アローズの選手たちは懸命に戦ってきました。結果がともなわず涙することも,劇的な勝利で喜びに溢れることも。どんな時も,東レ・アローズはひたむきに頑張っていました。けれど,どこもたくさんの人が応援してくれているというわけではありません。ですから,つい応援に一生懸命になっちゃっている自分がいました。それは,あの決勝戦の日にスタンドに向かって歩いていった時と同じ気持ちです。東京体育館でも名前も知らなかった小さな体育館でも。気持ちは同じです。
そして,そういう選手とチームと出会えたこと。そのことに感謝しています。
そして,嬉しいことも,悲しいことも,辛いことも,共有できることを感謝しています。

負けたからこそ 心に残る想い。その想いは強いです。
僕の想いは強いですよ。
国体も,世界バレーも,第13回Vリーグも。
私は大山加奈選手を
東レ・アローズを応援しています。