素直な気持ち

東レアローズの優勝は、その瞬間から、じわじわと嬉しさが増してくるような感じがしています。
HAPPYだと思っています。
でも、ふわふわしたような気持ちはありません。
ある人が、
「みんなが、最後にハッピーになれたね」
そう言われて、私も笑顔だったけど、頷けなかったです。
やっぱり、加奈さんがまだ腰痛で苦しんでいて、そのことは心にあったので。
さいたま新都心駅から、他のアローズファンの方と電車に乗り込んで、赤羽で、ネネさんファンの方と一緒に降りました。
ネネさんファンの方と別れて、ホームに立っていたら、モエさんのファンだった方と偶然、会いました。
その方は、地域リーグと大学バレーも好きな方で、エルさんや、東海大学のお話などをして、埼京線に乗りました。
その乗った電車に、見覚えのある顔が。
それは、ココさんファンの方でした。
一駅で、モエさんファンの方が降りられました。
池袋まで、ココさんファンの方と、黒鷲のことなどをお話して、別れて。
偶然って重なるんだなあって思った新宿で。
駅の階段を上がっていたら、ヨウコさんのファンの方がいらして。
言葉を交わしたことはなかったし、話はしなかったのですが、偶然なんだろうかと思ってしまいました。
バレーの神様が何かを伝えようとしているのかしら?
新宿からは、誰にも会わず小田急線、JRを乗り継ぎました。
レギュラーラウンド、27試合。セミファイナル、3試合。ファイナル。
31試合。とうとう加奈さんをコートで見ることは出来ませんでした。
皇后杯の時、加奈さんを見て、「ああ。自分は加奈さんファンだなあ」って思いました。
加奈さんを見て、ぱっと心に花が咲いたような温かい気持ちになれましたから。
ある試合の時です。
応援席ががらがらで、応援団の方が他チームを応援していた子供達にお願いをして、応援席で応援してもらっていたのですが、試合中に試合そっちのけで、加奈さんに声を掛け始めていました。
マナー的に、良くないなあと思っていたのですが、試合のインターバルの移動の時に加奈さんがスタンドを笑顔で振り返って。
理屈ではなくて、心が躍る様な気持ちになりました。
月曜日に、たくさんの新聞を買いました。
日刊スポーツ。スポーツ報知。スポニチ。サンスポ。讀賣新聞
東レアローズの優勝の記事が読みたかったからです。
その中で、スポーツ報知だけ、加奈さんが五輪絶望〜という記事を大きく書いていました。
この日に、そんな記事を書く「心」が私には理解できませんでした。
優勝から、じわじわと増してくる嬉しさとともに、
「加奈さん、がんばれ」と思う気持ちが強くなっています。
けして 奇をてらっているわけでなく、天邪鬼な性格からではなく。
私の素直な今の気持ち。
東レアローズを祝福したい。
一生懸命に「今」を頑張る加奈さんを応援したい。
そういうわけで、
少しだけ、離れたところにいる自分の心をわかってほしいなと思います。
ただ この言葉は かわらないなあ。
加奈さん、東レアローズ東レアローズを応援する皆さん、
「また 体育館で 会いましょう。」