セミファイナル

pigroboshow2009-04-06

デンソーとのセミファイナル第1戦。
対戦チーム、デンソー
セミファイナルでの試合といえば、昨年の試合を思い浮かべてしまいます。
前回リーグのデンソーとのセミファイナルの試合は、最も厳しく苦しい試合で、決勝戦以上に強く印象に残っています。
その同じデンソーに2セットを連取されてしまいました。
しかも、昨年と違い、圧されまくってというのではなく、最後にすっと離される感じで2セットを落とし、なんとも嫌な感じがしました。
第3セット、序盤リードされながら、追いつき追い越して、セットを取り、第4セットも取り返しました。
ここまでは、昨年のセミファイナルと同じ展開。
ですが、だからこそ。
第5セットのデンソーは、手強いと思いました。
アローズはスタートダッシュをし、8-4とリードするものの、サーブミスから徐々に差を縮められて逆転され。
加奈さんの今季初得点となる劇的なブロックで逆転。
ミチさんのブロックで差を広げ。
張さんのブロックで決める。
そんな試合展開に。
2セット落としてからの大逆転に、この初戦こそが最大の試合ということになるのではないかな?と思いました。
それほどの「スゴイ」試合だったのですが、まさか。
その「スゴイ」試合が2試合続くとは思いませんでした。

久光との第2戦。
久光も初日に勝利をし、1勝0敗同士の試合ですから、勝った方が2勝となり、もしかしたらこの日、決勝進出が決まるということにもなる1戦となりました。
この日は、前日とは逆にアローズが2セットを連取。
しかし、第3セットは久光がアローズを16-25と大きく離して勝利。
前日の試合が試合だけに、気を引き締めなければと思いました。
第4セット。中盤に5点の差をつけていて、一気に。そう願って応援していましたが、このセットも差を縮められて苦しい展開に。
23-22の場面。
久光の強烈なスパイクで流れたボール。久光のコート外に大きく弾かれて。
瞬間的に、「ボールが床に落ちてしまう」そう思ってしまった時、木村沙織選手がネットをくぐりボールを返して。つなげてもぎ取った「1点」の尊さ。
この時の、木村沙織選手のボールに対する気持ち、集中力は、試合後に通路を歩いていて、何度も思い出しては、涙がこぼれそうになりました。

第1試合後に、デンソーとNECの試合を観戦。
この試合、デンソーが勝利すれば、2勝のアローズの決勝進出が決まります。
ですが、試合中にデンソーの岡野選手が怪我をしてしまうハプニングもあり、NECがストレートで勝利。
これで、アローズは2勝していながら、苦しい状況になってしまいました。
なぜならセット率での争いになった時に大きな差をつけられてしまったからです。
勝たなければ、いけない。
両チームともに、それは言えますが、デンソーとNEC戦を観戦していて、NECが得点するたびに大きく盛り上がる歓声と拍手。
有明コロシアムが、まるでNECのホームゲームのような雰囲気に包まれていましたので、第3戦は、アローズの選手が自分たちの最高のパフォーマンスを発揮できるように、目いっぱい頑張ろうと思いました。

第3戦のNEC戦は、さらに「スゴイ」試合となりました。
NECは、とにかくレシーブが良くて、コートにボールがなかなか落ちませんでした。
成田選手、高橋選手、みんなが拾いまくり。
攻撃では、特に松崎選手の時間差にユカリさんが戸惑っていたような感じがありました。
ですが、次第にユカリさんがブロックに当て始め、逆にセンターのスパイクが決まりだして、流れが変わっていったように思います。
この試合では、第2セット。
NECのタイムアウト明けに、応援リーダー樋口さんの先導で、「東レ、がんばれ」の大合唱3連発。
その後に、ミチさんのサーブで崩してブロック2連発が出て。
あの時、応援席にいて、めっちゃ「感動」しました。
第2セットで、既に泣けそうなぐらい心に響いた試合でした。

このセミファイナルのアローズの3試合は、本当にすごかった><