黒鷲旗 選手宣誓

同じアローズファンのY君の車に乗っけてもらって、西尾に行く途中に高校野球、春の選抜の開会式、選手宣誓の話になりました。
「百点満点」
「すごかったよねえ」
そんな話をしていて、
黒鷲旗も、いい選手宣誓になるといいよね」
でも、まあ。
……黒鷲旗の選手宣誓は、例年、前年度優勝チームのキャプテンが行うことになっているけれど、甲子園ほどの感動的な選手宣誓は、難しいだろうなあと思っていました。
が、しかし。
「選手宣誓。古川学園高校、主将、山田美花」
のアナウンスで、既に感動してしまいました。
以下、全文。

「今わがふるさと、東北はこれまでにない大きな苦難に直面し、想像できないほどの悲しみや不安に押しつぶされそうな日々を送っています。
 あの日見た光景、あの日聞こえたうめき、漂ったにおい。
あの日私たちを襲った喪失感を生涯忘れることができません。
 しかし、全国から届いたまごころに励まされ、かたじけなさに涙がこぼれながらも、ふるさとは必死に立ち上がろうとしています。
 バレーボールを二度とできなくなった同胞のためにも、私たちはこの無力感に打ち勝ち、決してあきらめない姿で被災した人々を勇気づけ、必ずや復興し、そしてさらに飛躍するため、日本が一つになることを願い、最後まで全力で競技することを誓います」