それが、だから、だから、それは

たぶん、今季最後になると思われる女子プレミアリーグのレギュラーラウンド観戦。
JTマーヴェラスの応援に、岡崎に行きました。


開幕から勝利が遠く、厳しい試合が続いたJTですが、岡崎大会前までに順位を6位に上げました。
岡崎大会は一つ下の7位デンソーと、一つ上の5位トヨタ車体との試合。
この大事な試合にJTはストレートで2連勝。
こうなってほしいと願っていた最高の結果だと思います。
残り4試合。
まだまだ油断はできませんし、5位トヨタ車体との勝利の差が1まで縮まったので、一つでも上を目指してほしいと思います。


岡崎大会を見ていて感じましたが、今のJTは本当に、いいムード。
トヨタ車体との試合では、全セット最少得点差でしたし、特に第3セットは苦しい展開だったけれど、絶対に逆転できると選手自身が思っている。その気持ちがコートから伝わるようでした。


ミスも多くあったけれど、それさえ、笑顔で乗り越えてしまうチームワークの良さも感じました。
レシーブで。さまざまな形のフォローで。全員が補い合い、全員が頑張っていて、今のJTは、すごく好きなチームです。



土曜日にバスの時間にも余裕があったので、体育館前でクウさんを見送ろうと待っていました。
その際、高橋選手のお父さんが声をかけてくださいました。
高橋選手のお父さんは本当に優しい方で、大学の試合の時も、東海ばかり応援しているこんな自分にも声をかけてくださって、感謝していました。
ちょうどJTの武田部長さんがいらして、
「今日は(高橋選手)を試合に出場させようと思っていたんですが」
との旨の言葉。
自分と高橋選手を応援されている方で、
「お願いします」
と言ったら、笑顔。


日曜日は第1試合。
用事もあって、第1試合後に帰宅することに決めていました。
最後になってしまうので、クウさんに差し入れを渡そうと思っていました。
内定で頑張っている高橋選手と奥村選手にも渡そうと思いました。


高橋選手に、
「頑張って」
クウさんには、なんだか照れ臭かったので、吉澤選手の分も買ってあって、
「これ。吉澤選手に渡してください。」
そっちがメインなんだよと言ったニュアンスで渡しました。
クウさん、笑ってた。


もう今季のプレミア観戦は最後だったので、
「頑張って」
「黒鷲を楽しみにしています」
そう声を掛けたかったのですが、
「頑張って」
は言えたけど、「黒鷲を楽しみにしています」
は言えませんでした。
なぜかな。
今、思うのは、なんだか そう言うのが寂しかったんだなあと思います。
今季は、クウさんが、とても心配だったので、JTの試合を見に行くことが多くなるだろうとは思っていました。
そして、その通りになった。
それは想定内。
想定外だったのは、
クウさん、JTに、自分が魅了されたということ。
あのどん底の状態から、ここまで心に響くバレーボールをしてくれたということ。
しかも、誰かが救世主になったとか、特別な選手が一人、現れたとかではなく、
「全員」で苦難の中から、「今」のチームを作り上げてきたところが素晴らしい。
成長の物語は見ていて楽しい。わくわくする。
ひとつひとつの試合が、アルバムの中の宝物のような。
それが、今のJTには、あると思います。
だから、本音を言えば、残り4試合も見届けたい。
だから、「黒鷲を楽しみにしています」が言えなかった。
それは、残り4試合を見ることができないと、自分で認めてしまう言葉だから。
残り4試合。
クウさん、頑張れ。


さてさて。
そんな自分ですが、やっぱりアローズファンなので、セミファイナル進出決定はうれしい。
後は順位が、どうなるか。
順位決定後と、今週末に行く予定の高崎を見て、計画を立てようかと思っています。