2022個人幕のお話⑥~充分に応えてくれている

村中胡水選手

コートネームは「キコ」

キコさんの漢字は「期」にしました。

最初に考えていたのは「気」か「氣」でした。

気迫あふれるプレー

気合いっ みたいな 笑

 

今年、2022年の黒鷲旗

予選リーグを全勝。

大学生のチームとして黒鷲旗3位。

その快挙にあって、キコさんの活躍は胸躍るものでした。

ワクワクしました。

黒鷲旗の大会中は毎日、楽しく、また、期待している自分がいました。

そこで「期待」の「期」

期待。

ああ……

そうだ

「期待」だ。

 

 

2019年の神奈川リーグ、1年生のサイドアタッカーが東海Bに二人いて、二人とも目を引きました。

一人はキコさんでした。

思わず、プログラムで出身校を確かめました。

キコさんの出身校は鎮西高校でした。

熊本、九州の子なんだ。

神奈川リーグで力強いスパイクを見ていて、思い出したのは同じ九州、佐賀出身の今井選手でした。

プレーはだいぶ違います。

キコさんの方がよりパワフルかな。

けれど、何か二人には似通ったものを感じます。

それは練習を見ていても感じました。

競技に対してひたむきさが伝わるというか。

1年生時のキコさんは、東海ではなかなかベンチに座ることもままならなかったけれど、いつか、バレーファンを驚かすような活躍をするのではないかと「期待」していました。

キコさんのスパイクを見たくて、練習見学に行ったこともありました。

そこにあったのは「期待」でした。

 

今、思えばキコさんにはずっと期待していました。

いつか咲く花。

いつか吹く風がある。

 

キコさん。

期が訪れました。

存分にバレーボーラーとしての自分を表現してくださいね。

そして、今。

やっぱりあなたは

充分に期待に応えてくれている。

 

ありがとう。