願いごと

pigroboshow2005-06-12


第10回Vリーグの決勝の日から,もう1年以上が過ぎてしまいました。
勝戦1日目の冨田選手を見ていて,自分,本当にあの時,冨田選手の背中をバレーの神様が押してくれているように感じました。
その当時,知り合ったバレー友達から,冨田選手は体調が万全でないのに,今,初優勝が掛かったこの時期に出場を続けていると聞いて,心を痛めて,優勝してもらいたいと願っていました。

でも,バレーの神様は気まぐれでした。
2日目,3−1でパイオニアに敗れてしまった時の,冨田選手の涙がいつまでも忘れられませんでした。


近畿総合,黒鷲旗と優勝して,でも,そこに冨田選手の姿はコートにありませんでした。手術をされたそうで。でも,自分はほっとするような気持ちもありました。


サマーリーグで,冨田選手はビデオ係をされていました。スタンドでビデオをセットしていたら,東レの社員の方が
「見てて上げるから,みんなのとこに行っといで」
と冨田選手に声を掛けました。
冨田選手,ちょっと足を引きずってましたが,嬉しそうにコートの方に行かれて。みんなと笑顔でいる冨田選手を見て,胸が熱くなりました。
表彰式で,僕はアローズの選手も出席すると思ってスタンドで待っていたけど,結局,シーガルズの選手だけで。
その時,がらーんとしたスタンドに,冨田選手がビデオを片付けに着ました。僕は,なんか言葉にできなかった。
頑張って。
心の中で,そう呟いただけで。今でも,声を掛けれなかったのが><

秋,冬
第11回Vリーグがはじまって,それでも冨田選手の怪我はなかなか治らず,チームも苦しい試合が続いて,その時の冨田選手の気持を考えたら,すごく辛かったと思います。チームが好調なら,まだいいのですが,苦しんでいる時の欠場はチームを愛する選手にとって,本当に辛い日々だったと思います。今,すぐにでも駆けつけたい。コートに入って,チームの為に闘いたいと思っていただろうなあ。
あの頃,あるバレー友達が
「ぴぐさんは,アローズの中で誰が1番好きなんですか?」
って気かれて,答えに困ってしまったことあって。でも,そのあと,ふと思ったのは,好きな選手というのではないけれど,その頃,今,一番応援したいなあって思ったのは,もしかしたら,欠場している冨田選手かもなあって。

冬から春へ,そして今
冨田選手は,もうすぐアローズのコートに戻ってきてくれると思います。
バレーの神様も,これだけ試練を与えたのだから,頑張ってきた冨田選手にどうかご褒美をあげてほしいです。特別なものはいりません。コートの中で,冨田選手にバレーボールをさせてあげてください。